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三好弥「ロースカツカレーライス」


都道府県: 東京
最寄駅: 三ノ輪、入谷
住所: 〒116-0014 東京都荒川区東日暮里4-2-19
店名: 三好弥
商品名: ロースカツカレーライス
来店日: 2018年11月26日
税込価格: 1000円

 友人につれられ、東日暮里にある洋食レストラン「三好弥」に行ってきました。最寄駅は、東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅あるいは入谷駅ですが、いずれも1km弱の距離があります。

 僕はJR日暮里駅から歩いていきましたが、徒歩20分弱かかりました。JRの駅だと、ちょうど日暮里、鶯谷、三河島の真ん中あたりにあり、いずれの駅からもそれなりの距離。

 住所的には東日暮里ですが、下根岸とも呼ばれるエリアにあります。都営バスだと「下根岸」のバス停が、もっとも近いです。

 メニューにも「Since 1967」と記載してあるとおり、1967年(昭和42年)に開店した老舗レストラン。僕は知らなかったのですが、都内には「三好弥」という屋号のレストランが数十軒あります。

 源流となった1号店は、1919年(大正8年)に小石川柳町で開店。その後、家族への暖簾分けなどで、店舗を増やしていったそうです。詳細はお店のオフィシャルサイト上の「三好弥の屋号と歴史」というページに記載されています。

 店先の看板にも「特製みそとんかつ」と記載されており、みそとんかつを推しているようです。他にも、ハンバーグ、エビフライ、しょうが焼きなど、洋食の王道メニューは一通りあります。カキフライもオススメの黒板に書かれていました。

 そんな中から、カツカレーを選択。画像のとおりカレーとカツの他、サラダもワンプレートに盛られています。また、写真は撮り忘れてしまいましたが、みそ汁もついてきます。

 ルーの色は茶色っぽく、粘度は高め。いかにも日本風のカレーライスの質感です。具は、玉ねぎとゴロッとした牛肉。

 一口目は、辛味や塩気よりもコクが伝わり、その後のスパイスの辛み、玉ねぎの甘味が追いかけてきます。日本風のカレーは塩気が強く、しょっぱいものもありますが、こちらのカレーが塩気が控えめ。

 辛さも控えめ。スパイスが前面に出てくるバランスではありませんが、前述のとおりコクがあり、味が足りないと感じることはありません。

 前述のとおりコクがあり、じんわりと伝わる辛味もあり、懐かしくも上品な味つけです。ロースを使ったトンカツも、豚の旨味がよく出ています。

 ボリュームもあり、かなりコスパ良く感じます。店内も清潔感のある、古き良き洋食屋といった雰囲気で、また足を運びたくなります。





カレーは飲み物。水道橋店「赤い鶏カレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 水道橋
住所: 〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-17-8
店名: カレーは飲み物。水道橋店
商品名: 赤い鶏カレー
来店日: 2018年11月25日
税込価格: 790円

 「カレーは飲み物。」という個性的な名称のカレー店に、2度目の訪問。店舗は前回と同じく、JR水道橋駅の西口から徒歩2〜3分の場所にある水道橋店です。

 前回は「黒い肉カレー」をいただいたので、今回は「赤い鶏カレー」を注文しました。

 ライスの量は、小盛りから山盛りまで4段階で選べ、すべて同じ値段。量はそれぞれ、小盛り200g、中盛り250g、大盛り350g、山盛り450gとなっています。今回は中盛りを選択。

 また、10種類のトッピングの中から3種類を選ぶシステムになっており、こちらは味玉、ポテトサラダ、ツナマヨを選択しました。

 黒い肉カレーは最初からライスにルーがかかった状態での提供でしたが、赤い鶏カレーは画像のとおり、ルーが別容器で提供されます。

 赤い鶏カレーという名称のとおり、トマトをベースにした赤みのある色をしたルーです。具はチキンの他、羊肉のミンチと、カットされたトマトが確認できます。

 欧風カレースタイルの黒い肉カレーと比べると、インドやパキスタンのスパイスカレーを意識したカレーであることは間違いありません。

 一口目には、辛さや塩気よりも、スパイスの香りが広がっていきます。塩気の強いチェーン系のカレーと比べると、スパイスが前面に出た味のため、人によっては味が薄いと感じるかもしれません。わかりやすい辛さやしょっぱさよりも、キリッとしたスパイスが主役の味です。

 また、羊肉のミンチを使っているため、独特のクセというかコクがあります。トマトと香辛料の香りのおかげで、臭みはほとんど感じないので、大半の人は大丈夫だとは思いますが、苦手な方は苦手かもしれません。

 まずスパイスの香りが口に広がり、その後に辛味とわずかな塩気、さらに羊肉のコクやトマトの酸味など、多様な味が感じられます。

 この価格帯にしては、スパイスの種類と量を、がんばっている印象です。うま味調味料や塩気に頼った味ではありません。

 チキンはスプーンからはみ出るぐらいのサイズのものが、5〜6個は入っており、コスパは良く感じます。チキンの味にもクセが無く、食べやすいです。

 専門店のスパイスカレーに比べれば、香りの豊富さでは劣りますが、1000円以下のカレーにしては、かなり良くまとまった味だと思います。クセも少なく、食べやすいバランスです。





カレー屋ジョニー お茶ノ水店「ロースカツカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 御茶ノ水
住所: 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-5
店名: カレー屋ジョニー お茶ノ水店
商品名: ロースカツカレー (並)
来店日: 2018年10月13日
税込価格: 710円

 以前から、たびたび前を通って気になっていた、御茶ノ水にある「カレー屋ジョニー」に行ってきました。

 場所は、JR御茶ノ水駅の聖橋口の改札を出て、右へ向かうとすぐそこ。改札から、数十秒…もかからないぐらいの距離です。

 上の画像からも推測できると思いますが、店内は細長く、いわゆる「カレースタンド」と言えます。1階は5〜6席のみ。1階の奥が、調理スペースになっています。

 入り口の右側には、2階に上がる階段があり、さらに14席。2階も細長いスペースですが、カウンター席とテーブル席があり、限られたスペースに、できる限り席を確保しようという努力が垣間見えます。当然、広々とはしていませんが、窮屈でストレスを感じることはありませんでした。もちろん、この辺の感じ方には、個人差があるでしょうが。

 また、店内は汚いということはありませんが、床や壁など建物自体に年季を感じます。僕は全く気にならない…というより、いかにも古き良き学生街といった趣で、味があって良いなと感じました。

 入口を入って、左側に券売機があり、食券を購入してから席につき、店員に食券を渡すシステムです。来店したのは、土曜の昼過ぎ。1階がある程度、埋まっていたため、2階へ案内されました。

 注文したのは、ロースカツカレーの並(710円)とコーラ(150円)。店頭のメニューにも表記されていますが、カツは注文後に揚げ始めるため、ある程度の時間は待ちます。

 まずは、ルーのみを一口。食感は、粘度が低く、ややサラサラ系寄り。一口目に、まず酸味が広がります。続いて、スパイスの香りや辛味が続きます。塩気はほとんど感じず、個人的には高ポイント。塩気で、香りの貧弱さをごまかすカレーも多いので。

 酸味は、野菜とスパイスに由来するのだと思いますが、あとに続く辛味とも一体感があり、全体として自然な味です。スパイスは、量も種類も豊富という感じではありませんが、1000円以下のカレーにしては、十分な香りを持っています。

 ご飯は、やや硬めに炊かれていて、粘度の低いルーとの相性は良いです。

 前述のとおり、カツは揚げたて。チェーン系の店のカツカレーと比較しても、サイズも大きく、肉自体クオリティも良好。クセがなく、やや淡白に感じられる部分もありますが、揚げたてなので、特に気になりません。肉に厚みがある分、冷めるとパサつきが気になる可能性はあります。卓上には、とんかつ用のソースあり。

 この価格で、この味とカツのクオリティならば、コストパフォーマンスも良好です。

 注文後に気づいたのですが、「大人のカレーシリーズ」と称した「コルマカレー」と「カシミールカレー」も提供されています。こちらは、カツカレーに用いられているルーとは別で、より多くのスパイスが使用されている模様。

 カツカレーのルーも悪くなかったので、次回は大人のカレーシリーズのいずれかを試してみたいと思います。

 ちなみに、壁にメニューなどが、いろいろ貼ってありました。下に画像を貼っておきます。





リベルターブル 渋谷ヒカリエShinQs店「シュー トンカ」


都道府県: 東京
最寄駅: 渋谷
住所: 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ地下2階
購入店: リベルターブル (Libertable) 渋谷ヒカリエShinQs店
商品名: シュー トンカ (Chou Tonka)
購入日: 2018年9月19日
税込価格: 388円

 今日は用事があり、渋谷へ。時間が空いたのでヒカリエへ行き、ここ「リベルターブル」と「ル・パン・コティディアン」で、それぞれシュークリームを購入しました。

 場所はヒカリエの地下2階。テイクアウトが中心のスイーツや総菜屋が入る、いわゆるデパ地下フロアです。

 リベルターブルは、赤坂に本店がありますが、渋谷ヒカリエと松屋銀座にも出店しています。

 ショーケース内の商品説明には「シュー生地にトンカ豆の伸びるカスタードクリーム。赤い実のフルーツのクリーム。」と記載。

 商品説明にあるように、クリームにトンカ豆を使用したシュークリームです。正直に言うと、僕は「トンカ豆」を全く知りませんでした。調べてみると、中央アメリカから南アメリカ北部に自生する、キャラメルやバニラに似た芳香を持つ香辛料。「クマル」とも呼ばれるとのこと。こんな情報がすぐに見つかるのだから、インターネットって便利ですね。

 食レポに戻りますと、シュー皮は硬め。サクサク感が強く、ドライで軽い食感。クッキー生地のサクサク感とは違い、生地の密度が低く、歯切れの良いサックリ感。クッキー生地は、厚みもあり、しっかりした硬さですが、この生地は密度が低く、厚みに頼った硬さではなく、じっくりと焼き上げた、自然な硬さとサクサク感。

 味は香ばしさが強く、苦味のような奥深い香りが、鼻を抜けていきます。味の面でも、クッキー生地とは一線を画しており、わかりやすく香りが強いわけではないのに、香ばしさが口に残り続けます。味よりも、香りを楽しむ、といった感じでしょうか。

 クリームは粘度が高く、ねっとりと伸びる質感。このような質感のクリームは、今までに出会ったことがありません。前述のとおり、クリームにトンカ豆が使用。ネットで調べたところ、この粘り気もトンカ豆の特徴だそうです。

 通常のカスタードクリームでは考えられないぐらい粘度が高く、水飴のようにねっとりと伸びます。密度も高めで、クリームから弾力性を感じるほどの、しっかりした食感。慣れていないので最初は戸惑いましたが、粘度のために食べにくいとか、食感が不快だということはありません。

 甘さは控えめ。バニラのような香りがしますが、これがバニラの代わりに使用されているトンカ豆の香りなのでしょう。バニラよりもあっさりとしているものの、フルーティーで爽やかな香りがします。前述のとおり、甘さ自体も控えめで、クリーム全体としてあっさりとした味わい。

 ただ、粘度が高く、一般的なクリームよりも長く口の中にとどまるため、味が足りないとは感じませんでした。むしろ、甘味や香りが強かったら、しつこく感じたかもしれません。

 クリームの上には、イチゴとラズベリーが添えられています。いずれも甘さ控えめで、キリッとした酸味を持った味。甘さを控えたクリームとの相性も良好。酸味がクリームによって中和され、ベリーの爽やかな香りが口に広がります。

 シュー皮の底面部のクリーム中には、ベリーを使ったムースが隠れていました。四角く、一口サイズで、こちらも甘さを控えて、ベリーの爽やかな香りと酸味を活かした味。果肉に比べれば、酸味は穏やかで、丸みを帯びた味です。

 以前も、赤坂にあるリベルターブルで「クリスタル」というシュークリームを購入したことがあるのですが、このお店の商品は、どれも凝った味に仕上がっています。あんまりフランス料理って食べたことないですけど、フランス料理のような複雑で繊細な味とでも言いたくなります。

 「マリアージュってこういうことかなぁ」と思いつつ、幾層にも味が重なったケーキを、ゆっくりと食べる満足感。1000円以下で購入できる贅沢です。

 今回購入した「シュー トンカ」も、食感も味も面白く、食べていて「勉強になります!」という気持ちです(笑) 食感と味がシームレスに繋がっていて、この食感ならば、このような味が望ましい、というところまで計算され、丁寧に作られているのが伝わります。

 スタンダードな商品も好きですけど、このような趣向を凝らした一品も、食べていてワクワクしますね。





ル・パン・コティディアン 渋谷ヒカリエShinQs店「シュー・ア・ラ・クレーム」


都道府県: 東京
最寄駅: 渋谷
住所: 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ地下2階
購入店: ル・パン・コティディアン (Le Pain Quotidien) 渋谷ヒカリエShinQs店
商品名: シュー・ア・ラ・クレーム
購入日: 2018年9月19日
税込価格: 378円

 今日は渋谷に行く用事があり、時間が空いたのでヒカリエへ。

 ベルギー発のベーカリーレストラン、ル・パン・コティディアンの渋谷ヒカリエにある店舗で、シュークリームを購入しました。店舗があるのは地下2階。スイーツや惣菜などを扱う店舗が入る、いわゆる「デパ地下」的なフロアです。

 前述のとおり、ベルギーが発祥のル・パン・コティディアン。2018年9月現在、日本ではヒカリエの他に、東京オペラシティ店、東京ミッドタウン店、芝公園店の合計4店舗を展開しています。イートイン・スペースが併設されており、パンの他、ケーキやキッシュ、サラダなどを提供しています。

 ベルギーらしく、チョコレートを使ったムースや、ホットチョコレートもありました。

 ケーキは入口レジ付近のショーケースに入っており、テイクオウトの場合は普通のケーキ屋と同じように、店員に商品名を伝えれば、箱に詰めてくれます。保冷剤も有り。

 ショーケース内の商品説明には「パティシエの手作りカスタードクリームをたっぷり挟みました」と記載。

 シュー皮は、やや硬め。表面には若干のサクサク感がありますが、それほど強いものではありません。

 パン屋のシュークリームということで、ハード系のパンのようなしっかりした食感の皮を想像していましたが、思ったよりは柔らかく、しっとりした食感。ハード系のパンというより、食パンなどに近い質感です。それなりに噛みごたえはあるけど、同時にしっとりとして、パサつきはあまりありません。

 味は小麦の香りがしっかりと感じられ、若干の塩気もあり、さすがパン屋と思わせるクオリティです。皮のみを味わうと、穀物らしい深い香りがします。

 シュー皮の表面には、ローストしたアーモンドが散りばめられています。香ばしさと、カリッとした食感をプラスし、アクセントに。シュー皮の香ばしさとは、また変わった種類に香ばしさです。

 クリームは薄い黄色をしたカスタードクリーム。カスタードクリームというと、ハッキリした黄色か、もしくは薄いクリーム色が多数です。しかし、このクリームは、鮮やかな黄色とクリーム色の中間のような、あまり見かけない色合い。鮮やかな黄色を、そのまま薄くした色、という感じでしょうか。

 粘度はやや高め。しかし、空気を多く含んでいるのか、密度は低く、軽い食感。粘度があり、ねっとりとした質感ではあるのですが、フワッとした軽さも持ち合わせ、食べやすいです。

 甘さは中庸で、バニラの香りが前面に出てくる味。味の立ち上がりから、甘味よりも、バニラの芳醇な香りが支配的です。香ばしく、味のはっきりしたシュー皮に負けず、かといってシュー皮の香ばしさを打ち消さないバランス。

 パン屋のシュークリームって、皮がしっかりしていて食べごたえがあることが多いですが、このシュークリームも小麦の香りが豊かで、皮とクリームが対等に楽しめるバランスになっています。

 わかりやすく珍しい質感というわけではないのですが、シュー皮もクリームも、あまり他に似ているものが思い浮かばない、個性がありますね。