ル・パン・コティディアン 渋谷ヒカリエShinQs店「シュー・ア・ラ・クレーム」


都道府県: 東京
最寄駅: 渋谷
住所: 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ地下2階
購入店: ル・パン・コティディアン (Le Pain Quotidien) 渋谷ヒカリエShinQs店
商品名: シュー・ア・ラ・クレーム
購入日: 2018年9月19日
税込価格: 378円

 今日は渋谷に行く用事があり、時間が空いたのでヒカリエへ。

 ベルギー発のベーカリーレストラン、ル・パン・コティディアンの渋谷ヒカリエにある店舗で、シュークリームを購入しました。店舗があるのは地下2階。スイーツや惣菜などを扱う店舗が入る、いわゆる「デパ地下」的なフロアです。

 前述のとおり、ベルギーが発祥のル・パン・コティディアン。2018年9月現在、日本ではヒカリエの他に、東京オペラシティ店、東京ミッドタウン店、芝公園店の合計4店舗を展開しています。イートイン・スペースが併設されており、パンの他、ケーキやキッシュ、サラダなどを提供しています。

 ベルギーらしく、チョコレートを使ったムースや、ホットチョコレートもありました。

 ケーキは入口レジ付近のショーケースに入っており、テイクオウトの場合は普通のケーキ屋と同じように、店員に商品名を伝えれば、箱に詰めてくれます。保冷剤も有り。

 ショーケース内の商品説明には「パティシエの手作りカスタードクリームをたっぷり挟みました」と記載。

 シュー皮は、やや硬め。表面には若干のサクサク感がありますが、それほど強いものではありません。

 パン屋のシュークリームということで、ハード系のパンのようなしっかりした食感の皮を想像していましたが、思ったよりは柔らかく、しっとりした食感。ハード系のパンというより、食パンなどに近い質感です。それなりに噛みごたえはあるけど、同時にしっとりとして、パサつきはあまりありません。

 味は小麦の香りがしっかりと感じられ、若干の塩気もあり、さすがパン屋と思わせるクオリティです。皮のみを味わうと、穀物らしい深い香りがします。

 シュー皮の表面には、ローストしたアーモンドが散りばめられています。香ばしさと、カリッとした食感をプラスし、アクセントに。シュー皮の香ばしさとは、また変わった種類に香ばしさです。

 クリームは薄い黄色をしたカスタードクリーム。カスタードクリームというと、ハッキリした黄色か、もしくは薄いクリーム色が多数です。しかし、このクリームは、鮮やかな黄色とクリーム色の中間のような、あまり見かけない色合い。鮮やかな黄色を、そのまま薄くした色、という感じでしょうか。

 粘度はやや高め。しかし、空気を多く含んでいるのか、密度は低く、軽い食感。粘度があり、ねっとりとした質感ではあるのですが、フワッとした軽さも持ち合わせ、食べやすいです。

 甘さは中庸で、バニラの香りが前面に出てくる味。味の立ち上がりから、甘味よりも、バニラの芳醇な香りが支配的です。香ばしく、味のはっきりしたシュー皮に負けず、かといってシュー皮の香ばしさを打ち消さないバランス。

 パン屋のシュークリームって、皮がしっかりしていて食べごたえがあることが多いですが、このシュークリームも小麦の香りが豊かで、皮とクリームが対等に楽しめるバランスになっています。

 わかりやすく珍しい質感というわけではないのですが、シュー皮もクリームも、あまり他に似ているものが思い浮かばない、個性がありますね。