新宿 ガンジー「ビーフカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 新宿
住所: 〒160-0022 東京都新宿区新宿3-17-21 新三ビル 2F
店名: カレーの店 ガンジー
商品名: ビーフカレー
来店日: 2018年8月31日
税込価格: 1120円

 新宿の有名店「ガンジー」。場所は、伊勢丹や紀伊国屋書店が並ぶ新宿通りを、1本入ったところのビルの2階です。

 新宿駅の東口からだと、新宿通り沿いを進み、マツモトキヨシの先にある道を左折。少し歩いて、左手側のビルです。

 昼時は行列ができることも、しばしばだそうですが、ピークタイムを外した13時過ぎに来店したところ、数席の空きがあり、窓側のカウンター席へ座ることができました。

 メニューは、ビーフカレー、エビカレー、トマトとチーズのカレー、ミックスカレーと種類がありますが、ビーフカレーを選択。

 欧風カレーにしては、比較的サラサラとした、粘度がやや低めの質感。ルーの中には、ブロック状の牛肉がゴロゴロと入っています。

 まずは、ルーを一口。味が薄い? 味が薄いと言うと語弊がありますが、欧風カレーは一口目に甘さが広がり、その後に辛さが追いかけてくることが多いですが、ガンジーのカレーは甘さが無く、一口目からほのかな苦味としょっぱさ、スパイスのピリッとした辛さと香りが、口に広がります。

 スパイスが全面に出たインド系のカレーとも違う、独特の味。一口目から、ハッキリと辛さが来るのも意外でした。

 しかし、食べ進めていくと、スパイスの辛さに加えて、ほのかな苦味や酸味、しょっぱさ、コクと旨味がじわじわと伝わってきます。きっと、砂糖や塩などの調味料を極力使っていない、あるいは全く使っていないのでしょう。

 牛肉は、ほどよくスジっぽさが残り、トロトロとほろほろの中間ぐらいの食感。香りもしっかりと残り、ルーとの相性も良く、牛肉の旨味と風味が引き出されています。

 重心が低い味とでも言うべきか、わかりやすい甘さやしょっぱさではなく、スパイスと牛肉の香りを活かして、奥深くから旨味とコクが伝わってくる味です。

 僕はカレーを食べるときには、余計なものを入れずに、米とルーのみをひたすら食べたいタイプなのですが、このカレーはまさに、ストイックにご飯とルーの味に集中させてくれるカレーでした。

 トッピングにチーズがありますが、ルーに余計な味付けがないため、トマトやチーズを合わせても、さらに味が引き立ち、広がるのが想像できます。





オスロコーヒー 新宿サブナード店「珈琲シュークリーム」


都道府県: 東京
最寄駅: 新宿
住所: 〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1丁目 サブナード1号
店名: オスロコーヒー(OSLO COFFEE) 新宿サブナード店
商品名: 珈琲シュークリーム
来店日: 2018年8月31日
税込価格: 400円

 2018年8月現在、都内5に店舗、横浜と名古屋に1店舗ずつ、合計7店舗を展開しているオスロコーヒーに行ってみました。店舗数が少なく、初めての訪問です。

 オスロというのは、ノルウェーの首都。オスロコーヒーのオフィシャルサイト上には「個性の違う2つのスペシャルティコーヒーと北欧食材を使用したフードメニューをお楽しみ下さい。」という記載もあり、北欧資本なのかは分かりませんが、北欧を意識したショップであることは確かです。

 訪れたのは、新宿の地下街サブナードの中にある店舗。以前はスターバックスがあった場所だと記憶していますが、久しぶりに通りかかったらオスロコーヒーになっていました。ちなみにサブナード内にある「福家書店」という本屋は、握手会やお渡し会など、各種アイドルのイベントを頻繁に開催しており、何度も足を運んでいます。今日は、アイドルのイベント目的で新宿に来たわけではありませんが…(笑)

 メニューは「キング」と「クイーン」と名付けられた2種類のコーヒーをはじめ、ケーキやパスタなども提供しています。ケーキは店頭のショーケースに入っており、テイクアウトも可能との記載がありました。

 「珈琲シュークリーム」と、北欧ではポピュラーらしいリンゴンベリーと、苺、ブルーベリーを使った「トリプルベリーソーダ」を注文。トリプルベリーソーダは600円です。

 シュー皮は硬め。クッキーを乗せて焼き上げているようですが、サクサク感があるいわゆるクッキーシューのようなタイプではなく、厚みがあって、密度が高く、ハード系のパンのようなしっかりした食感。

 クリーム部分に飾られたヘーゼルナッツの香ばしさに加えて、皮自体の香ばしさもはっきりと感じられます。

 クリームは、いずれもコーヒーを用いた生クリームとカスタードクリームの2層。上に生クリーム、その下にカスタードという構造です。

 生クリームは、空気を含み、軽さはありますが、固体に近い固めの質感。甘さは控えめで、苦味とコーヒーの香りの方が前に出てくるバランスの味。口に含むと、コーヒーの爽やかな香りが、鼻を抜けていきます。

 カスタードクリームは、粘度も密度も高く、固めの質感。同じ固めの質感ですが、固体に近い固さの生クリームとは大きく異なり、粘度が高くゆったりと伸びます。キャラメルのような粘り気と重厚さ。

 甘さはやや強めですが、コーヒーの香りに中和され、しつこくは感じません。生クリームと同じく、カスタードからもコーヒーの香りがしますが、かなり印象は異なり、こちらはクリームの奥の方からじんわりと伝わってくるような香り。

 コーヒーの香りは豊かで、本格的。最初に口に含んだときは、少しクセを感じ、コーヒーの香りとは気づきませんでした。これは、僕がコーヒーを飲み慣れていないこともあるでしょう。

 コーヒーを使ったシュークリームやエクレアは、今までにも食べたことはありますが、このシュークリームは最もコーヒーの香りが深く本格的。さすがコーヒー専門店だと思わせるクオリティです。

 トリプルベリーソーダも、酸味と甘みのバランスが良く、美味しかったです。リンゴンベリーは初めて食べましたが、赤い小さな実で、キリッとした強い酸味がありました。





タカノフルーツパーラー 新宿本店「岡山県産 桃と黄桃のパフェ」


都道府県: 東京
最寄駅: 新宿
住所: 〒160-0022 東京都新宿区新宿3-26-11 5F
店名: タカノフルーツパーラー 新宿本店
商品名: 岡山県産 桃と黄桃のパフェ
来店日: 2018年8月31日
税込価格: 2160円

 今日は新宿に行く用事があったので、高野本店にも足を運びました。場所は新宿駅東口から、徒歩3分程度。駅前の広場に面したビックカメラの隣り、新宿通り沿いにあります。地下2階は、地下道に直結。

 新宿高野本店が入る建物は、いくつかのフロアに分かれて店舗が入っています。地下2階には、ギフトフロアとパフェリオ本店。地下1階には、ギフトフロアと土日祝のみ営業のフルーツサロン。そして、5階にはフルーツパーラーとフルーツバー。

 1階から3階までは改装中だそうで、ビル全体にシートがかかっていました。地下から店舗に入り、店舗内のエレベーターで、目的の5階まで上がります。

 5階に上がると、フルーツバー(バイキング)の利用か、フルーツパーラー(喫茶)の利用か確認されます。喫茶の利用であることを伝え、フルーツパーラーの席へ案内されます。

 パフェやフルーツサンド、ジュースなど、メニューは豊富。メニューの先頭のページがオススメとのことで、「岡山県産 桃と黄桃のパフェ」を注文しました。

 パフェの構成は上から、ホイップクリーム、カットされた白桃と黄桃、その桃の中心部にバニラアイスとピーチシャーベット、桃のグラニテ、ピーチフロマージュムース、ピーチゼリー、桃のソース。

 まず、運ばれてきて、目の前に配膳された時から、桃の甘い香りが漂います。

 先端のホイップクリームは、水分が多く、柔らかい質感。空気を多く含んだ、フワッとしたタイプではありません。甘さは控えめで、ミルク感も弱め。比較的あっさりした味です。桃の味と風味を損なわず、引き立てるためには、このぐらいのバランスが良いのでしょう。

 カットされた桃は、白桃の方が香りが上品。黄桃の方が、甘さがハッキリとしています。どちらも美味しい! どちらも桃には変わりないのですが、白桃の方が甘さはやや控えめで、鼻から豊かな香りが抜けていきます。黄桃の方が、甘さも香りもダイレクト。それぞれ味わいが異なります。桃の温度も、ぬる過ぎず、冷た過ぎず、絶妙。

 桃の中心部には、バニラアイスと桃のシャーベットを、半球ずつ合わせて球体状にしたものが入っています。桃のシャーベットは甘さ控えめ。おそらく砂糖を使わず、桃の甘さのみで味付けしているのでしょう。甘さは控えめですが、桃の香りが口に広がります。

 バニラアイスは、シャーベットに比べれば甘さは感じやすいですが、一般的には甘さ控えめと言っていいでしょう。バニラの香りとミルク感もしっかりと感じられますが、いずれも強過ぎず、上品なバランス。

 アイスとシャーベットの下には、桃のグラニテの層があります。こちらはシャーベット以上に甘さ控えめ。桃の香りもシャーベットと比較すると控えめで、ザクザクとした氷の食感と、キリッと冷えた温度が、全体のアクセントになっています。

 その下には、ピーチフロマージュムース。甘さは控えめで、わずかなピーチの甘さと香りと、チーズの爽やかな酸味が覆っています。密度が高く、やや固めの質感。

 ムースの下にはゼリー。こちらはグラニテとムースに比べると、甘さは強め。しかし、一般的には甘さ控えめな部類でしょう。ピーチの香りと味が、甘さに負けず感じられます。

 最下部には、桃の皮を煮詰めたソース。甘さはやや強めで、ハッキリと感じます。

 上から下まで、桃づくしのパフェです。果肉以外のグラニテやゼリーも甘さ控えめで、桃の味と香りを活かしています。桃が好きなので、最高のパフェでした!





茶寮都路里 大丸東京店「ほうじ茶パフェ」


都道府県: 東京
最寄駅: 東京
住所: 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1 大丸東京店10階
店名: 茶寮都路里 大丸東京店
商品名: ほうじ茶パフェ
来店日: 2018年8月29日
税込価格: 1198円

 今月2回目の茶寮都路里。平日の午前中だったため、他のお客さんは数名程度。広々とした店内が、ますます快適に感じられました。

 着席後に、お茶、おしぼり、メニューが提供されます。今日は、数あるパフェの中から「ほうじ茶パフェ」を選択。その名のとおり、ほうじ茶のゼリーとアイスを用いた、ほうじ茶を前面に押し出したパフェです。

 パフェの構成は上から、抹茶ホイップクリーム、ほうじ茶ゼリー、ほうじ茶アイス、ほうじ茶ゼリー、バニラアイス、黒みつ、寒天。

 最上部の抹茶ホイップクリームは、甘さ控えめ。抹茶の香りもしっかりしますが、思いのほかミルク感の強い味。空気を多く含み、フワッとした軽さがありますが、固めで安定感のある質感。

 グラスのフチに沿って盛られたほうじ茶ゼリーは、甘さ控えめ。弾力性があり、寒天に近い食感。ほうじ茶の香りが強く、ほどよい苦味があり、ほうじ茶をそのまま食べているような味。

 ほうじ茶アイスも甘さ控えめ。ゼリーほどではありませんが、ほうじ茶の香りもハッキリと感じられます。アイスなので温度が低いのは当たり前ですが、キリッと冷やされた状態で提供されます。ところどころ、シャーベットのようにシャリシャリした食感の部分もあります。

 ほうじ茶アイスの下には、再びほうじ茶ゼリーが入り、このあたりは特にほうじ茶の味が堪能できるゾーンです。

 ゼリーの下に入るバニラアイスは、甘さ控えめ。ミルク感もバニラの香りも控えめで、比較的あっさりした味のアイスです。こちらも先ほどのほうじ茶アイスと同様に、しっかりと冷やされており、シャリつく部分もあります。没個性的な味ですが、ほうじ茶の香りを邪魔せず、引き立たせるには、これぐらいあっさりした味の方がバランスが良いのでしょう。

 最下部には、黒みつと寒天が入ります。黒みつは、甘さ強め。溶け出したバニラアイスと混じり合い、寒天の淡白さで甘さが中和され、シメにはちょうど良いバランスの甘さとなります。

 ほうじ茶の味を前面に出した、甘さ控えめのパフェです。茶寮都路里の他のパフェと比べて、やや見た目は地味ですが、ほうじ茶好きなら満足できるパフェでしょう。





神保町 ガヴィアル「野菜とビーフカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 神保町
住所: 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-9 稲垣ビル2F
店名: ガヴィアル
商品名: 野菜とビーフカレー
来店日: 2018年8月28日
税込価格: 1100円

 神保町にある欧風カレーの名店「ガヴィアル」に行ってきました。場所は、白山通りと靖国通りの交差点付近。1階に「はなまるうどん」が入る建物の2階です。地下鉄の神保町駅からは、A5出口あるいはA7出口に出ると近く、徒歩1分程度でしょう。

 3枚目の画像のとおり、メニューはビーフカレー、シーフードミックスカレー、チーズカレーなど各種そろっています。平日のお昼は、2種類のカレーが盛られた、お得なサービスメニューもあります。

 2種類の組み合わせは日替わりで、この日は「野菜とビーフ」「野菜とホタテ」が、昼時サービスメニューとして提供されていました。その中から「野菜とビーフ」のカレーを注文。甘口、中辛、辛口を選べるのですが、中辛でお願いしました。

 カレーは、金属製のポットではなく、仕切りのある白い皿での提供。通常の「ビーフカレー」など、1種類のカレーを注文した場合は、金属製のグレイビーボートで提供されるようです。

 ライスには、少量のチーズが載っています。また、画像のとおり、じゃがいもとバターも付いてきます。らっきょうと福神漬けは、カレーが到着する前に小鉢で提供。1人分には、十分すぎる量です。

 ビーフカレーには、大きめの四角い牛肉がふたつ入り、野菜カレーには、なす、かぼちゃ、パプリカなどが入っています。

 まずは、野菜カレーのルーを一口。甘い! 欧風カレー特有の甘さとコクが、口いっぱいに広がります。その後、より豊かなコクと、スパイスらしいピリッとした辛さが追いかけてきます。インド系のカレーのスパイスが前面に出る味ではなく、甘さ、辛さ、コクが一体となった王道の欧風カレーです。

 具として入る野菜にも、それぞれの食感と味が残り、ルーに引き立てられ、より多彩な味が広がっていきます。個人的には、ナスがお気に入り。ナスのみずみずしい食感と、深いコクのカレーが合わさり、辛さが中和され、マイルドで爽やかな味に変化します。

 ビーフカレーは、ルーの基本的な味は変わりませんが、ビーフの香りが前面に出てくることで、だいぶ印象が異なります。ブロック状の牛肉は、よく煮込まれていて、ホロっとした食感。水分や油分は少なく、中はドライで、筋がほどけるような食感ですが、牛肉の旨味と香りは、はっきりと感じられます。

 野菜とビーフは、それぞれ持ち味とバランスは異なるのですが、どちらも旨味とコクが深く、完成度の高い味。付け合わせのらっきょうと福神漬け、ジャガイモも美味。席もゆったりとしていて、雰囲気もよく、何度も足を運びたくなるお店です。