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インデアンカレー 丸の内店「インデアンカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 東京
住所: 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA 地下1階
店名: インデアンカレー 丸の内店
商品名: インデアンカレー
来店日: 2018年8月8日
税込価格: 750円

 大阪発のカレー店「インデアンカレー」の、丸の内にある店舗に行ってきました。2018年8月現在、大阪市内には7店舗を展開していますが、大阪市外は丸の内店と、兵庫県にある芦屋店の2店舗のみです。

 丸の内店の場所は、東京ビルTOKIAの地下1階。東京駅からは、丸の内南口を出て、徒歩3分程度。あるいは、丸の内地下南口へ出ると、KITTE(キッテ)の地下1階が、TOKIAの地下1階へと繋がっています。京葉線側の改札口からはさらに近く、改札を出てTOKIAビルの地下1階へ繋がるエスカレーターを上がり、真ん中あたり。

 開店時間11:00の数分前に着くと、すでに会社員風の男性2名が並んでいました。開店時間になると、順番に店内へ。最初にレジで注文と会計を済ませ、注文したメニューに対応したプラスチック製のフダを渡されます。コインロッカーの鍵についているようなアレです。僕が注文したインデアンカレーは、黄色いフダでした。

 店内はカウンター席のみで、着席してカウンター内にいる店員さんにフダを渡すと、まず水とキャベツのピクルスが配膳。その後、ほとんど待たずにカレーが到着。最もスタンダードなインデアンカレーを注文したということもあるのでしょうが、提供されるまで数十秒ほどだったと思います。

 一口食べると…甘い! 欧風カレーで、一口目に甘さが来るカレーはありますけど、それにしてもこのカレーは甘さが強く、はっきりしています。こんなに甘いカレーは初めて。

 そして、その後すぐに、ピリッとした刺激的な辛さが、追いかけてきます。辛さは強め。一口目は甘く、立ち上がりの速い辛味が、それに続きます。二口目以降は、舌が慣れてくるため、甘さはそれほど感じません。その代わりに、食べ進めるにつれて、じわじわと辛味が前に出てきます。

 ルーは固めで、ドロっとした質感。お米は、水分が多くモチモチした国産らしい質感ですが、硬めに炊かれています。

 キャベツのピクルスは、ほのかな酸味と甘味があり、箸休めに最適。ルーの辛さを中和し、口を爽やかにリセットしてくれます。

 ルーの量は、やや少なめ。ただ、前述のとおり、なかなかに辛さが強いので、ご飯をやや多めに食べていった方が、辛さも中和され、食べやすいと思います。少なくとも僕は、ルーが少ない、足りない、とはなりませんでした。メニューに「ルー大盛」と「ルーダブル」があるので、少ないと感じる方は、こちらで調整してくださいということでしょう。

 何度も書いてしまいますが、甘さも辛さも強い、不思議なバランスのカレーです。一口目が甘く、その後に辛味が追いかけてくるカレーは数多くありますが、ここまで甘さと辛さの両方が強く、落差の大きい味は珍しいです。他に似ている味のカレーが少なく、確かにクセになるのも頷けます。大阪出身の友人が、帰省した際に必ず食べると言っていました。

 それと、カウンター内に何人も店員がいるのですが、とにかくみんなテキパキと動き、システマティックで回転が素晴らしいです。例えば、水が半分ぐらいになると、すぐに注ぎに来てくれますし、紙ナプキンを使って口を拭っていると、すぐに追加の紙ナプキンを手渡してくれます。

 急かされているという感じでもなく、そもそも長居するような店じゃありませんし、僕は非常に心地よく感じました。

 実は辛いのはそんなに得意ではないので、次回はハヤシライスを食べてみようと思います。





茶寮都路里 大丸東京店「翠玉パフェ」


都道府県: 東京
最寄駅: 東京
住所: 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1 大丸東京店10階
店名: 茶寮都路里 大丸東京店
商品名: 翠玉パフェ
来店日: 2018年8月8日
税込価格: 1393円

 京都の宇治茶専門店「祇園辻利」が運営する和風喫茶「茶寮都路里」(さりょうつじり)に行ってきました。

 茶寮都路里は2018年8月現在、京都市内に3店舗ありますが、都内は大丸東京店のみ。京都市外の店舗も、ここ1店舗だけです。場所は、東京駅八重洲口に直結している大丸東京の10階。雨の日でも、駅から出ず、濡れずに向かえます。実際、今日も台風接近のため、雨も風も強かったので、助かりました。

 平日の午前中、しかも前述のとおり台風接近中の不安定な天気のためか、お客さんはほとんどいませんでした。店内に入ると、お好きな席へどうぞ、と通されました。下の画像のとおり、和的でありながら、開放的でモダンな雰囲気も持ち合わせた空間が、広がっています。

 メニューには、様々なお茶を使ったパフェや、かき氷などがあります。その中から、宇治抹茶と宇治ほうじ茶を使用した「翠玉パフェ」(すいぎょくパフェ)を選択。メニューに載っている写真を見ても、なかなか背が高く、作るのにある程度の時間がかかるのではと思っていましたが、思いのほか早く到着。

 提供される際に、店員さんから「白玉はアイスの温度で硬くなりやすいので、お早めにお召し上がりください」とのアドバイスがありました。

 パフェの構成は上から、抹茶ホイップクリーム、抹茶ゼリーと白玉、小豆、抹茶アイス、ほうじ茶ゼリー、バニラアイス、寒天と抹茶みつ。

 抹茶ホイップクリームは、空気を含んでいて軽いのですが、質感は固く、しっかりしています。温度は、アイスとの対比でそう感じらる部分もありますが、やや温め。甘さは控えめで、抹茶の香りはしっかりと感じられますが、強すぎず、上品な味。

 抹茶ゼリーは、ホイップクリームと比較すると、ひんやりとした温度。こちらも、抹茶の香りがしっかりと感じられます。甘さはほとんど無く、抹茶の香りが前面に出てくる味。

 白玉は、ほどよい硬さで、もちもちした食感。密度が高く、しっかりとした噛みごたえがありながら、柔らかさのなかに弾力性を残しています。ご飯がおかずの味を引き立てるように、まわりの抹茶や小豆の香りを引き立て、同時に白玉の味も、感じられます。

 小豆は、このパフェの構成物の中では、最も甘さが際立っています。しかし、尖った甘さではなく、丸みのある穏やかな甘さ。クリームや白玉と共に食べると、甘さが中和され、ほどよい甘さとなります。

 抹茶アイスは、甘さ控えめ。キリッと冷やされ、アイスの内部はシャーベットのように、若干のシャリシャリ感もあります。てっぺんの抹茶ホイップクリーム以上に、濃厚な抹茶の香り。

 ほうじ茶ゼリーも、甘さはほとんど無く、ほうじ茶の香りと自然な苦味が、パフェの中でアクセントになっています。抹茶の香りとも喧嘩せず、控えめで上品な味。

 バニラアイスは、甘さは中庸。バニラの香りと、ミルクの風味も、そこそこ感じられます。特別に美味しいというわけではなく、「高級な業務用アイス」といった感じでしょうか。もちろん、マズイというわけではなくて、十分おいしいです。ただ、このパフェの中では、最も没個性的な味かな、とは思います。

 最下部には、寒天と抹茶のみつ。甘さを持たない寒天と、粘度が高く、やや強い甘さを持った抹茶みつが、全体を締めくくっています。上から順に食べていくと、味を変えながら徐々に甘さが増していき、抹茶の香りもふんだんに楽しむことができる、素晴らしいバランスのパフェ。

 和菓子も洋菓子も好きな僕にとっては、理想的なパフェです。このパフェには含まれていませんが、玄米茶を使ったパフェもあるので、今度はそちらも試してみたいですね。





SWING 白山通り店「カツカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 水道橋
住所: 〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-1-17 M・C水道橋ビル 1階
店名: SWING 白山通り店
商品名: カツカレー
来店日: 2018年8月7日
税込価格: 850円

 SWING(スイング)白山通り店にて、ランチでカツカレーをいただきました。場所は、JR水道橋駅の東口を出て、白山通り(都道301号)を神保町の方へ数分歩いたところ。店舗名のとおり、白山通り沿いにあります。白山通り店のすぐ近くには、系列店の「SWING 水道橋店」もあります。

 ドイツやベルギーのビールに力を入れる、こちらの店舗。ランチタイムには、カレーの他、ハヤシライスやスパゲティを提供しています。

 カツカレーを注文すると、「ご飯が1.5倍の量になっていますが、大丈夫ですか?」と確認されました。他のライス付きのメニューよりも、一部のメニューは元々ライス増量となっているようです。

 注文後、しばらくすると、まずはサラダとスープが配膳。その後、カレーが到着。

 サラダには最初からドレッシングが、かかっています。スープは標準的なコンソメ・スープ。箸休めにちょうどいい、優しい味です。

 カレーのルーは、やや粘度の高い、固めの質感。味には、しょっぱさもあり、固めの質感も相まって、家庭で作るカレーの近い印象。しかし、スパイスらしいピリっとした辛さと、コクも感じられ、市販のルーのみで作ったカレーとは、一線を画すところもあります。

 一口目にはコクと塩気が伝わり、その後からピリッとした辛さと、スパイスの香りが追いかけてきます。メニューには「ジンジンと辛み旨味」と記載されていますが、辛さは中庸で、そこまで強くはありません。ただ、前述のとおりスパイスらしいキリッとした辛さのため、全体が引き締まっています。

 画像のとおり、トンカツの他に、福神漬けとキャベツ、カイワレダイコンがトッピングされています。やや塩気を感じるルーのため、野菜の盛り付けは、味を中和してサッパリとさせる、理想的な役割を果たしています。それに対して福神漬けは、はっきりとした濃いめの味付けで、アクセントに。

 カツは、揚げたてでアツアツ。薄めの肉ですが、しっかりと豚の旨味が感じられます。ソースは提供されませんが、このルーの味とのバランスは良好で、特に必要とは感じませんでした。

 ちょうど時期的に、店内のテレビには高校野球が映しだされていましたが、サッカーなどのスポーツ観戦をするのにも良さそうな、海外のバーのような雰囲気を持ったお店です。





吉野家 水道橋三崎町店「黒カレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 水道橋
住所: 〒101-0061 東京都 千代田区神田三崎町2-1-1
店名: 吉野家 水道橋三崎町店
商品名: 黒カレー (並盛)
来店日: 2018年8月6日
税込価格: 350円

 牛丼チェーンはいくつかありますが、僕は絶対に吉野家派。吉野家以外の店には、まず牛丼目当てでは入りません。

 そんなわけで吉野家は、たびたび利用するのですが、そういえばカレーを食べたことは無かったので、今日は「黒カレー」を注文してみました。

 画像のとおり、かなり黒めのルーの色。商品名に偽りはありません。黒いルーと、白いご飯のコントラストが見事です。

 野菜の載った「ベジ黒カレー」や、チーズをトッピングした「チーズ黒カレー」等のメニューもありますが、基本の「黒カレー」は、固形の具らしいものは入らないシンプルなもの。

 メニューに表記されている説明によると「野菜と果物をベースに15種類のスパイスを配合した、辛さと豊かな香りのカレーです。」とのこと。

 ルーは、やや粘度が高く、サラサラとドロドロの中間ぐらいの食感。固めですが、片栗粉でも入ってるんじゃないか、というほどには固い質感ではありません。

 一口目は、あまりハッキリとした味はせず、コクとしょっぱさ、その後にスパイスらしい辛さが追いかけてきます。味が無いとまでは言いませんが、一口目に関しては、控えめの味に感じました。欧風カレーのような甘みは、全くと言っていいほどありません。

 辛さは直線的ではなく、スパイスのピリッとした辛味が伝わります。前述したように、しょっぱさも感じるルーですが、辛さと塩気が重なり、うまく味をまとめています。

 吉野家のカレーは、ネット上であまり良い評価を見かけませんでしたが、350円という価格にしては、うまく味をまとめていると思います。

 この価格帯の学食や定食屋のカレー、および100円台のレトルトのカレーは、スパイスにお金をかけられないため、しょっぱさが前面に出て、辛さも直線的な味のものが多いのですが、こちらの「黒カレー」は、スパイスらしい辛さが感じられます。しょっぱさを適度に足すことで、スパイスの味を引き立てることにも、成功していると言えるでしょう。

 ただ、やっぱり吉野家は牛丼だな!とも思いました。前述のとおり、僕は牛丼は吉野家派で、吉野家の牛丼が大好きだということもありますが、カレーと同じ価格なら牛丼を選びます(笑)





カフェレストラン 談話室 ニュートーキョー「チョコレートバナナパフェ」


都道府県: 東京
最寄駅: 日暮里
住所: 〒116-0013 東京都荒川区西日暮里2-19-4 ニュートーキョービル2F
店名: カフェレストラン 談話室 ニュートーキョー
商品名: チョコレートバナナパフェ
来店日: 2018年8月6日
税込価格: 691円

 日暮里駅前にある老舗の喫茶店「談話室 ニュートーキョー」。場所は、JRの場合は北改札口を出て、右に曲がり、エスカレーターに乗って、東口へ出ます。エスカレーターを降り、右に曲がって、不二家の隣のビルの2階にあります。

 日暮里舎人ライナーや京成線を利用した場合、間違って南改札口に出てしまったときも、バスロータリーのある方(階段やエスカレーターで下りる方)に出れば大丈夫。ロータリーを囲むように飲食店が立ち並び、いくつかの通りが伸び、いかにも駅前という雰囲気です。

 改札を出てから、エスカレーターに乗っている時間を合わせても、数分で着くでしょう。ちなみに北改札口を出て、反対側の左に曲がると、谷中方面に出ます。こちらは、散歩にオススメ。

 画像のように、専用のエスカレーターで店舗に上がるようになっています。1階にはくすりの福太郎が入り、3階はホテルサニー(Hotel Sunny)のフロントとなっています。サンプルケースとエスカレーターが、すでに昭和の古き良き喫茶店のオーラを発していますが、フロア内はさらにレトロで味わい深い雰囲気。

 エスカレーターを上がると、赤を基調としたソファーが並び、シャンデリアなど豪華な照明がついた、ゴージャスな空間が広がっています。チェーン系のカフェとは一線を画した、まさに古き良き喫茶店。

 メニューも、コーヒーやジュースなどのドリンクに加えて、スパゲティや洋食などのメニューも充実。ファミレスのような雰囲気もあります。モーニングの時間帯に伺いましたが、モーニング・メニュー以外のメニューも注文可能なようです。

 特に禁煙か喫煙か問われることもなく、「空いてるお好きな席へどうぞ」と通されました。確認していないので分かりませんが、見渡すと席には灰皿が置いており、もしかしたら全席喫煙かもしれません。分煙になっているのかもしれませんが、少なくとも壁やガラスで区切られているわけではないため、タバコが苦手な方は注意。

 喫茶店らしい「チョコレートバナナパフェ」と、コカコーラ(税込470円)を注文。まず、コーラが到着。

 氷とレモンの入ったグラスに、ビンで提供。レモン・スライスと、たっぷり入った氷が喫茶店らしい空気をますます盛り上げますね。「喫茶店らしい」というか、まさに喫茶店なので当然なのですが。しばらくすると、パフェも到着。

 パフェの構成は、上からミントの葉、チョコレートソース、バニラアイス、チョコレートアイス、グラスの縁にバナナとスティック状のチョコ、アイスの下にミカンとカットされたバナナが入り、一番下にはチョコレートソース。

 生クリームは、密度が高く、しっかり目の食感。甘さは控えめで、下に控えるアイスとのコントラストで、温度は緩く感じました。

 2種類のアイスは、シャリっとして、ややシャーベットのような食感を持ち合わせています。バニラは、甘さもバニラの香りも中庸で、スタンダードな味。チョコレートの方は、甘さ控えめで、苦味とチョコの香りが前面に出てくる味です。

 ミカンは、おそらくシロップ漬けの缶詰のもので、しっかりとした甘さがあります。バナナは、このパフェを構成する食品の中で、最も甘さを強く感じます。ミカンも甘いのですが、こちらは柑橘系特有の爽やかさを有しており、バナナの方が甘さが前面に出てくる味。

 正直、特別に珍しいものは使われていませんが、タワー状になった見た目といい、ほっこりする一品です。味の面で特筆すべきところは、てっぺんに載ったミントが、爽やかなアクセントになっているところでしょうか。

 昭和をリアリタイムで経験していなくても、非日常感を感じられる、雰囲気ある店内とメニューです。昭和世代の方には、ノスタルジーも感じられるでしょう。カフェに限らず、チェーン系の店舗が増えていく時代なので、こういう店舗には残り続けてほしい。