「カレー」カテゴリーアーカイブ

徳島 カフェブーサン (cafe boosan)「ビーフカレー」


都道府県: 徳島
住所: 〒770-0832 徳島県徳島市寺島本町東1-11-2 アサイビル1F
店名: カフェブーサン (cafe boosan)
商品名: ビーフカレー
来店日: 2018年7月20日
税込価格: 1300円

 今日は、今週末に徳島でおこなわれるチャットモンチー主催のフェス「こなそんフェス2018」に参加するため、徳島に来ています。

 徳島のご当地グルメと言えば、徳島ラーメンや、地鶏の阿波尾鶏などが有名ですが、徳島でもカレーが食べたい!と思い、こちらのお店を訪問しました。

 訪問したのは、午後6時過ぎ。店名にも「カフェ」と付いているとおり、コーヒーやケーキ、夜にはお酒も提供しています。しかし、メニューを確認すると、それぞれ特徴の異なる6種類のカレーを扱っており、カレーがメインのお店と言って良いでしょう。場所は、徳島駅から徒歩5分ほど。

 店内は落ち着いたバーのような雰囲気で、壁にはレコードのジャケットが飾られ、音楽がちょうど良い音量で流れています。僕が来店したタイミングでは、ドアーズ(The Doors)がかかっていました。

 音楽も含めた、雰囲気を大切にしているお店のようで、店内には「会話の声は控えめにお願いします」という旨の注意が貼ってあります。

 しかし、敷居が高い、小難しいということはなく、店主も知的で穏やかな男性。あくまで、音楽の流れる、ゆったりした空間を大切にしたい、というコンセプトだということでしょう。僕は音楽が好きで、だいたいこういうお店を巡るときは1人なので、まったく問題なし。

 夜も、昼と変わらず6種類のカレーを提供しており、おすすめと書かれていた「ビーフカレー」を選択。メニューには、各カレーの特徴や用いられているスパイスが書かれており、メニュー選びの参考になります。

 同時に注文したコカコーラは、450円。小さなサラダも付いてきました。日替わりなのか、固定なのかは分かりませんが、この日はキャベツと豆を使ったサラダでした。

 お米は、黄色く色づいたサフランライス。ルーは、粘度は高くありませんが、サラサラの質感でもありません。野菜やレンズ豆などが、じっくりとルーの一部になっているようです。

 ルーの味は、欧風カレーのような甘みはなく、キリッとした辛さと、スパイスの香りが前面に出ています。しかし、味が足りないということはなく、スパイスの豊かな香りと共に、最後まで飽きずに食べられます。

 牛肉もじっくりと煮込まれているようで、ホロホロと崩しやすい食感。牛肉の風味は、しっかりと残っており、水分はやや少ないですが、柔らかく、すっと切れます。

 ちなみに、2種類のカレーをあいがけにする「ダブルカレー」というメニューもあり、迷ったときには重宝しそうです。6種類もカレーの種類があるので、また徳島を訪れる機会があったら、ぜひ足を運びたいと思います。





カレーの市民アルバ 水道橋店「アルバカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 水道橋
住所: 〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-19-5
店名: カレーの市民アルバ 水道橋店
商品名: アルバカレー
来店日: 2018年7月19日
税込価格: 600円

※ こちらの店舗は2018年10月28日で閉店しています。

 2日連続でカレーを食べてしまいました。今日は「カレーの市民アルバ」。石川県小松市で生まれ、金沢カレーの老舗とのこと。

 現在は、都内にも数店舗を展開。水道橋店は、JR水道橋駅の西口から徒歩1分ほど。駅のすぐ近くで、飲食店が立ち並ぶエリアにあります。食券制で、券売機は店外の入口横に設置されています。

 数あるメニューの中から、最もシンプルな「アルバカレー」を選択。この手の店では「カツカレー」など、なにかしらトッピングするのが基本なのでしょうが、僕は比較的に少食なので、食べ切れなくなってしまうことがあるんですよね。なので、カレーの味も確認しやすいですし、トッピングなしのベーシックなメニューにしました。

 

 画像のとおり、ご飯とルーを半分に分けるタイプではなく、ご飯の上に満遍なくルーをかけるスタイル。皿の左側には、千切りのキャベツが添えられています。スプーンは最初から皿に差し込まれた、画像の状態で配膳されました。先端がカレーに刺さっているため見えませんが、スプーンの先端部分がフォークのように割れています。ちなみにコーラなどのソフト・ドリンクは150円でした。

 ルーは色も濃いですが、粘度も高く、しっかりとした質感。こういうしっかり系の質感だったので、しょっぱい味付けなのではと想像していましたが、一口目はしょっぱさでも辛味でもなく、コクを感じる味。

 その後、辛さが追いかけてきます。欧風カレーのような甘みも若干感じますが、はっきりとした味よりも、コクの深さが前面に出た味です。食べ進めていると、より辛さを安定的に感じるようになります。

 トッピングなしのシンプルな「アルバカレー」ですが、ルーにはところどころ牛肉が入っています。牛肉が入っているのを認識したからというわけではありませんが、確かにコクの中には、ビーフの香りも含まれています。

 卓上には、キャベツやトッピング用と思われる、ソース、ケチャップ、マヨネーズらしきものも設置してあったので、これらを使うと、また違った味わいが生まれるでしょう。トッピングをがっつり乗せて、ソースなどを足しながら、味を変えていくのも楽しそうです。

 定食屋やチェーン店のドロドロ系のカレーには、しょっぱい味付けのカレーが多いですが、こちらのカレーはコクを活かした、控えめな味でした。味が薄い、物足りない、という意味ではありません。コクの中に辛味や甘みが溶け込んでいて、はっきりとした味が主張してくるわけではないのに、濃厚な味わいでした。





神田 ルー・ド・メール「国産 黒毛和牛カレー (中辛)」


都道府県: 東京
最寄駅: 神田
住所: 〒101-0047 東京都千代田区内神田3-10-7 斉藤ビル2F
店名: ルー・ド・メール (Loup de mer)
商品名: 国産 黒毛和牛カレー (中辛)
来店日: 2018年7月18日
税込価格: 1100円

 最近、自分がとてもカレーが好きなことに気がつきました。お腹が空いたときに、何を食べようかな、何が食べたいかなって考えることがありますが、圧倒的にカレーになることが多いのです。

 そんなわけで、元々はシュークリームの食レポを書くために始めた当ブログですが、他に書く場所も無いし、わざわざ分けるのも面倒なので、カレーの感想も載せることにしました。

 今日、足を運んだのは、神田駅近くにある「ルー・ド・メール」。カレーを中心に、夜はハンバーグやエビフライなどの洋食メニューも扱っているお店です。

 場所はJR神田駅の西口から、徒歩5分ほど。距離的には近いのですが、飲食店が立ち並ぶ通りからは、1本道を入ったビルの2階にあり、注意深く見ていないと、通り過ぎてしまいそうです。

 下の画像のとおり、飲食店のオーラの無いビルの2階にありますが、2階付近の外壁にはカワイイ看板が出ており、また1階のビル入口前には、メニューも設置されています。ランチの開店時間近くに到着すると、すでに数組の方が並んでいました。

 開店時間の11:30になると、店主と思しき男性が出てきて、店内へ案内。順番に席へ通されます。ご夫婦なのか、こちらの男性と女性の2名で切り盛りされていました。

 店内は、家庭的で親しみやすく、清潔感の溢れる、古き良き洋食屋といった趣。テーブルがいくつかありますが、20名も入ったら満席になりそうです。僕は1人でしたが、2人用のテーブルへ通され、相席をお願いされることはありませんでした。

 席について、あらためてメニューを眺め、スープとのセットメニューもありましたが、「国産 黒毛和牛カレー」を単品で注文。「オムレツのせ」などの他のメニューに比べると、盛り付けがシンプルだからか、注文後スムーズに出てきました。

 ランチの営業は11:30から14:30まで。カレー以外には、オムライスもありますが、こちらは13:00以降から注文可能とのこと。開店直後は混み合うので、オムライスは作るのに時間がかかって、待ち時間が長くなるからでしょうね。11:30に開店してすぐに満席となり、僕が食べ終わって退店するときも、階段に行列ができていました。

 見た目は、王道の欧風カレーです。具は牛肉とキノコ。画像の通り、ライスの奥に福神漬けが添えられています。

 ルーは、サラサラとしたカレーと、ドロドロっとした古き良き日本風カレーの中間ぐらいの質感でしょうか。僕はサラサラ系も、学食や定食屋で出てくるようなドロドロ系のしっかりしたカレーも好きなのですが、こちらのカレーはちょうどよい粘度だと思います。

 一口食べると、はっきりとした甘味や辛味ではなく、カレーの香りと、コクが広がります。はっきりと甘さや辛さが伝わるわけでも、スパイスの香りが特別強いというわけではないのに、味が薄いというわけではなく、濃厚でしっかりとした味。さすがにレトルトやファミレスのカレーとは、味の質が異なります。

 見た目的には、もっと欧風カレー特有の甘さが強いのかなと思ったのですが、前述のとおり甘さはあるものの、控えめで上品なバランス。まず控えめな甘さを感じ、コクが広がり、そのあとにキリッとした辛さが追いかけてきます。スパイスが前面に出てくるインド風のカレーではなく、素材の甘みやコク、牛肉の香りなど、素材を活かした味だと思います。

 牛肉はトロトロ、ホロホロ。一口で食べるには、ちょっと大きめのサイズですが、スプーンでも簡単に切れる柔らかさです。

 まわりのお客さんを見てみると、「ドライカレー・オムレツのせ」を注文している方が多い様子。こちらはオムライスのように上に卵が載っているので、ビーフカレーよりも提供に少し時間がかかるようです。

 前述のとおり、厨房1人とフロア1人の2人で切り盛りされているようなので、お2人とも非常に忙しそうでしたが、順番に丁寧に接客をされていました。カレーの味もですが、接客からも誠実なお店であることが伝わります。

 素材の味がよく出たカレーだったので、次は特選ビーフカレーかチキンカレーを食べてみたいですねぇ。ごちそうさまでした!





欧風カレー ボンディ 神保町本店「チキンカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 神保町
住所: 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-3 神田古書センタービル 2F
店名: 欧風カレー ボンディ 神保町本店
商品名: チキンカレー
来店日: 2018年7月4日
税込価格: 1480円

 現時点で、僕が最も好きなカレー屋です。神保町にあるボンディ。

 今日は日本武道館で、チャットモンチーというバンドの最後のワンマン・ライヴがあり、九段下に向かう前に神保町で途中下車して、ボンディへ向かいました。

 場所は、神田古書センタービルの2階。本の街・神保町らしい立地です。そもそも御茶ノ水から神保町あたりの、この界隈の雰囲気自体が好きなんですよね。

 神田古書センタービルは、靖国通りに面しており、神保町駅のA6出口から徒歩1分ほど。神保町ブックセンターの隣です。

 土地勘が無くても、迷うことは少ないと思いますが、正面の入口からは、ボンディへは入店できません。上の画像にもあるとおり、「入口はこの建物の裏側になります」と記載された看板が回っております。

 神保町ブックセンターの角を曲がり、ビルの裏側に向かいましょう。

 裏側に回ると、2階部分に「欧風カレー ボンディ」という看板が、しっかりと出ています。裏口感あふれる「神田古書センター 南口」から、階段で2階へ上がると、そこは確かにボンディ。2階にもボンディの他に本屋が入っていて、本屋のビルにカレー屋が入っている、なかなか面白い光景です。

 ちなみに満席で待ち時間があるときは、ボンディの前にいくつか待機用のイスが設置されていますが、2階に入りきれなくなった場合は、階段に沿って並びます。階段にも、その旨が書かれた説明書きがあります。

 来店したのは、ピークタイムを外した平日の午後。しかし、満席で数人の待ちが発生していました。平日なのに、この人の入りはさすが。数分だけ待って、入店です。

 メニューは、ビーフ、ポーク、チキン、エビ、野菜など各種あります。辛さは、甘口、中辛、辛口の3段階から選択。今日は「チキンカレー」を中辛でお願いしました。

 画像のとおり、ライスにはデフォルトでうっすらとチーズが載っています。また、1人あたり2〜3個のじゃがいもが付いてきます。画像のじゃがいもが5個ぐらいなのは、友人と2人で行ったため。

 まずはルーを一口。マイルドな甘さが口に広がります。立ち上がりが甘く、その後に辛味が続くカレーは、欧風カレーに多いですが、ボンディのカレーは甘さも辛さも自然で、なんというか、わざとらしくないんです。

 もっと甘さが強く意外性があったり、甘味と辛味の落差の大きいカレーもあるんですけど、ボンディのカレーは味がシームレスに繋がっていて、すっと馴染める味です。

 また甘さと同時に、ギュッと凝縮された旨味も伝わってきて、一口食べた瞬間から美味いなぁ、と感じるカレーです。甘さの後に続く辛味も、スパイスらしい刺激と、直線的な辛さのバランスが良好。ピリピリするだけ、ただ辛いだけではなく、旨味を伴って伝わる辛さです。

 チキンは、カレーに入れる前に、しっかりとソテーされているようで、表面はパリッとしており、中はジューシー。香ばしさが強く、鶏肉らしい香りもしっかりと感じられます。単体で食べても、美味しそうな味。大きめの塊がゴロゴロと入っており、量も十分。

 ちなみにチキンに限らず、ボンディのカレーの具は、どれも素材の持ち味を活かし、クオリティは秀逸です。

 僕はこの店に高校生ぐらいの時から来ていて、「思い出の味」という補正もあるかもしれませんが、本当に美味しいカレーです。





いずみカリー 水道橋店「フィッシュフライカリー」


都道府県: 東京
最寄駅: 水道橋
住所: 〒101-0061 東京都千代田区西神田2-8-11 西村ビル 1F
店名: いずみカリー (Izumi Curry) 水道橋店
商品名: フィッシュフライカリー
来店日: 2018年6月13日
税込価格: 800円

 大阪発のカレーチェーン「いずみカリー」。最近は都内にも店舗を増やしているようです。ここ水道橋店も、今年5月にオープン。

 場所は、JR水道橋駅の東口から徒歩3分程度。白山通り沿いにあるので、道に迷うことはないでしょう。

 メニューは、トッピング無しのベースとなるカレーが「牛スジカリー」(700円)のようです。各種トッピングを加えたカレーの中から「フィッシュフライカリー」を選択。注文後に揚げ始めるため、若干の時間はかかりますが、揚げたてが食べられます。

 半球状に盛られたライス全体を覆うようにカレーがかけられ、その上にフィッシュフライがふたつ、支え合うように盛り付けられています。

 ルーの粘度は、それほど高くはありませんが、色々な具材が溶け込んでいるようで、サラサラではなく濃い質感。とろみが強いわけではないのですが、やや日本風のカレーライスのような、しっかりした食感もあります。

 一口食べると、まず甘さが口に広がり、その後に辛味が続きます。最初が甘く、その後に辛さが続くカレーは、欧風カレーに多いですが、こちらのカレーもその範疇に入ります。

 特徴としては、甘さも辛さもマイルドで、味が地続きになっていること。まろやかな甘さの後に、自然な流れで辛さが続き、コクや旨味もじんわりと伝わってきます。カドの立った辛味ではありませんが、喉を通るときにスパイスらしいキリッとした刺激が、若干感じられました。

 フィッシュフライは揚げたてなので、熱々サクサク。クセの無い白身魚で、カレーとの相性も良好です。

 甘さの立った欧風カレーに、日本風のカレーライスのコクをブレンドしたカレー、といった感じでしょうか。最も安価なカレーが700円というのは、ちょっと高いかなぁ…とも思いましたが、フィッシュフライカリーに関しては、大きめのフライがふたつ載り、コスパは悪くないです。

 確か、いずみカリーが出店する以前も、この場所はカレー屋(日乃屋カレーだったかな?)だったと思うのですが、カレー激戦区と言える神保町〜水道橋界隈で、受け入れられるか、興味があります。先日も上等カレーが閉店してしまったので。

 カレー屋が多いということは、他店舗と比べてコスパが良い、高くても味が良いなどのアドバンテージが無いと、お客を引っ張ってこれないので、シビアですね。