神田 ルー・ド・メール「国産 黒毛和牛カレー (中辛)」


都道府県: 東京
最寄駅: 神田
住所: 〒101-0047 東京都千代田区内神田3-10-7 斉藤ビル2F
店名: ルー・ド・メール (Loup de mer)
商品名: 国産 黒毛和牛カレー (中辛)
来店日: 2018年7月18日
税込価格: 1100円

 最近、自分がとてもカレーが好きなことに気がつきました。お腹が空いたときに、何を食べようかな、何が食べたいかなって考えることがありますが、圧倒的にカレーになることが多いのです。

 そんなわけで、元々はシュークリームの食レポを書くために始めた当ブログですが、他に書く場所も無いし、わざわざ分けるのも面倒なので、カレーの感想も載せることにしました。

 今日、足を運んだのは、神田駅近くにある「ルー・ド・メール」。カレーを中心に、夜はハンバーグやエビフライなどの洋食メニューも扱っているお店です。

 場所はJR神田駅の西口から、徒歩5分ほど。距離的には近いのですが、飲食店が立ち並ぶ通りからは、1本道を入ったビルの2階にあり、注意深く見ていないと、通り過ぎてしまいそうです。

 下の画像のとおり、飲食店のオーラの無いビルの2階にありますが、2階付近の外壁にはカワイイ看板が出ており、また1階のビル入口前には、メニューも設置されています。ランチの開店時間近くに到着すると、すでに数組の方が並んでいました。

 開店時間の11:30になると、店主と思しき男性が出てきて、店内へ案内。順番に席へ通されます。ご夫婦なのか、こちらの男性と女性の2名で切り盛りされていました。

 店内は、家庭的で親しみやすく、清潔感の溢れる、古き良き洋食屋といった趣。テーブルがいくつかありますが、20名も入ったら満席になりそうです。僕は1人でしたが、2人用のテーブルへ通され、相席をお願いされることはありませんでした。

 席について、あらためてメニューを眺め、スープとのセットメニューもありましたが、「国産 黒毛和牛カレー」を単品で注文。「オムレツのせ」などの他のメニューに比べると、盛り付けがシンプルだからか、注文後スムーズに出てきました。

 ランチの営業は11:30から14:30まで。カレー以外には、オムライスもありますが、こちらは13:00以降から注文可能とのこと。開店直後は混み合うので、オムライスは作るのに時間がかかって、待ち時間が長くなるからでしょうね。11:30に開店してすぐに満席となり、僕が食べ終わって退店するときも、階段に行列ができていました。

 見た目は、王道の欧風カレーです。具は牛肉とキノコ。画像の通り、ライスの奥に福神漬けが添えられています。

 ルーは、サラサラとしたカレーと、ドロドロっとした古き良き日本風カレーの中間ぐらいの質感でしょうか。僕はサラサラ系も、学食や定食屋で出てくるようなドロドロ系のしっかりしたカレーも好きなのですが、こちらのカレーはちょうどよい粘度だと思います。

 一口食べると、はっきりとした甘味や辛味ではなく、カレーの香りと、コクが広がります。はっきりと甘さや辛さが伝わるわけでも、スパイスの香りが特別強いというわけではないのに、味が薄いというわけではなく、濃厚でしっかりとした味。さすがにレトルトやファミレスのカレーとは、味の質が異なります。

 見た目的には、もっと欧風カレー特有の甘さが強いのかなと思ったのですが、前述のとおり甘さはあるものの、控えめで上品なバランス。まず控えめな甘さを感じ、コクが広がり、そのあとにキリッとした辛さが追いかけてきます。スパイスが前面に出てくるインド風のカレーではなく、素材の甘みやコク、牛肉の香りなど、素材を活かした味だと思います。

 牛肉はトロトロ、ホロホロ。一口で食べるには、ちょっと大きめのサイズですが、スプーンでも簡単に切れる柔らかさです。

 まわりのお客さんを見てみると、「ドライカレー・オムレツのせ」を注文している方が多い様子。こちらはオムライスのように上に卵が載っているので、ビーフカレーよりも提供に少し時間がかかるようです。

 前述のとおり、厨房1人とフロア1人の2人で切り盛りされているようなので、お2人とも非常に忙しそうでしたが、順番に丁寧に接客をされていました。カレーの味もですが、接客からも誠実なお店であることが伝わります。

 素材の味がよく出たカレーだったので、次は特選ビーフカレーかチキンカレーを食べてみたいですねぇ。ごちそうさまでした!