「シュークリーム以外」カテゴリーアーカイブ

ピエールマルコリーニ 銀座店「マルコリーニ パフェ シーズン スイカ」


都道府県: 東京
最寄駅: 銀座
住所: 〒104-0061 東京都中央区銀座5-5-8
購入店: ピエールマルコリーニ 銀座店
商品名: マルコリーニ パフェ シーズン「スイカ」
来店日: 2018年7月25日
税込価格: 1620円

 ピエールマルコリーニ銀座本店にて、季節限定のスイカのパフェをいただきました。パフェはテイクアウトできず、カフェ併設の店舗でしか提供しておりませんので、食べられるのは、ここ銀座店と名古屋店だけです。

 銀座店は、1階がテイクアウトのショップ、2階がカフェになっています。パフェの他、ワッフルやエクレアなどもイートイン可能。2種類のエクレアと、パフェを注文しました。

 定番のチョコレートパフェとキャラメルパフェに加えて、季節限定のパフェを提供。今回は、夏らしく「スイカ」を使用したパフェが提供されており、こちらを選択。

 パフェは上から、プレート状のチョコレート、生クリーム、スイカのジュレ、スイカのソルベ、フィヤンティーヌ、ホワイトチョコのアイス、ミントのゼリー、という構成。

 てっぺんに載るチョコレートは、甘さ控えめで、パリッとした食感。カカオの香りもしっかりと感じられ、キリッとした程よい苦味もあります。

 チョコレートを支えるように盛り付けられた生クリームは、空気を多く含み、非常に軽い食感。柔らかく、フワッとした舌ざわりで、口に含むと、自然に消えていくような軽さ。甘さはかなり控えめで、ミルク感もあまりなく、あっさりとした味わい。スイカの味を邪魔しないバランスになっています。

 スイカのジュレは甘さ控えめ。スイカ本来の甘さを活かし、爽やかな味にまとまっています。スイカは香りが強い食品ではありませんが、スイカの風味もしっかりと感じられます。柔らかく、プルンとした食感。

 ジュレの下には、スイカのソルベ。こちらも甘さは控えめで、スイカの甘みと香りを活かした味。ジュレや生クリームと比べると、当然ながらヒンヤリとした質感で、温度の違いもアクセントになっています。

 ソルベの下に入るのは、チョコレートを使ったフィヤンティーヌ(メニューに記載の説明文の表記は「フィヨンティーヌ」)。ザクザクとした食感と、チョコレートの苦味、ほのかな甘みが、スイカの爽やかさに、濃厚さをプラスしています。

 そして、その下にはホワイトチョコレートのアイス。ここに辿り着くころには、ちょうど良くアイスが溶け出し、柔らかく、食べやすい質感になっていました。甘さは、一般的には控えめですが、スイカのジュレとソルベと比較すると、はっきりした甘さを持っています。ホワイトチョコなので、苦味は無く、おだやかな甘さが前面に出てくる味。

 グラスの一番下に入っているのはミントのゼリー。甘さは控えめで、ミント感も強くはありませんが、しっかりと感じられます。アクセントとして、ますます爽やかさを演出していると言えるでしょう。

 スイカのパフェは初めて食べた…と言うより、スイカを用いたケーキやスイーツを、今までに食べたことがなく、どんな味にまとまっているのか想像できませんでしたが、スイカの味を活かした、爽やかなパフェでした。

 チョコレートの苦味、ホワイトチョコの甘み、ミントの爽快感など、多くの味や食感が含まれていますが、スイカの味を中心に、非常に良くまとまった一品だと思います。

 正直、同店のチョコレートパフェに比べると、見た目も美味しそうには見えず、スイカはそのままの方が旨いんじゃない?と思っていましたが、スイカの良さを増幅させ、スイーツに昇華させた、美味しいパフェです。

 あと、食べ終わったあとに、写真を確認していて気がつきましたが、てっぺんのプレート状のチョコレートは、緑と黒の模様がついており、これはおそらくスイカの皮をイメージしてるんですね。味も見た目も、夏らしいところが良い!





徳島 アグネスカフェ「小柱とキノコのソテーを添えたカレーライス」


都道府県: 徳島
住所: 〒770-0831 徳島県徳島市寺島本町西1-28 アグネスホテル徳島1F
店名: アグネスカフェ
商品名: カレーランチ (小柱とキノコのソテーを添えたカレーライス)
来店日: 2018年7月23日
価格: 1100円+税

 アグネスホテル徳島内にある、アグネスカフェ。場所は徳島駅から徒歩5分ほど。店名に「カフェ」とあるとおり、同ホテル内にあるペストリーブティックのケーキや、コーヒーなどをいただくことができます。

 ランチタイムには、パスタやカレーなども提供しており、カレーランチをいただきました。カレーライスに、サラダと、コーヒーまたは紅茶が付いてきます。

 まずは、サラダが配膳されました。

 貝が使われているのか、クラムチャウダーのようなコクと香りがあるドレッシング。香りは豊かなのに、野菜の味を引き立てるように、後味はスッキリ。とても美味しいドレッシングです。

 その後、少し時間をおいてから、ルー、ライス、ピクルスが配膳。下の画像のとおり、ルーとライスは別の容器で提供されます。

 定期的にメニューの入れ替えがあるのかは分かりませんが、この日のカレーランチのカレーは「小柱とキノコのソテーを添えたカレーライス」。

 キノコがとても香ばしく、ほどよく弾力性のある食感も残っています。野菜にも、シャキシャキとした食感が残り、これだけでも十分おいしい。小柱からも、しっかりと旨味が閉じ込められています。ライスの上に乗る具材は、いずれも素材の味と食感を活かし、大きな味付けは、なされていません。

 カレールーの粘度は中庸。見た目的にも、ルーの固さ的にも、スタンダードな欧風カレーと言えます。味は、まず甘さが伝わり、その後に旨味やコク、じわじわと辛さが広がっていきます。

 スパイスが前面に出たシャープな辛さではなく、ルーの中で他の味とも溶け込み、じんわりと追いかけてくるような辛さ。ライスの上に乗った野菜の甘みが、ルーの辛さを中和し、全体の味のバランスも良いと思います。

 付け合わせのピクルスも、それぞれシャキッとした食感と、爽やかな酸味と香りがあり、箸休めとして、非常に秀逸。ホテルらしいクオリティのカレーでした。





徳島 カフェブーサン (cafe boosan)「ビーフカレー」


都道府県: 徳島
住所: 〒770-0832 徳島県徳島市寺島本町東1-11-2 アサイビル1F
店名: カフェブーサン (cafe boosan)
商品名: ビーフカレー
来店日: 2018年7月20日
税込価格: 1300円

 今日は、今週末に徳島でおこなわれるチャットモンチー主催のフェス「こなそんフェス2018」に参加するため、徳島に来ています。

 徳島のご当地グルメと言えば、徳島ラーメンや、地鶏の阿波尾鶏などが有名ですが、徳島でもカレーが食べたい!と思い、こちらのお店を訪問しました。

 訪問したのは、午後6時過ぎ。店名にも「カフェ」と付いているとおり、コーヒーやケーキ、夜にはお酒も提供しています。しかし、メニューを確認すると、それぞれ特徴の異なる6種類のカレーを扱っており、カレーがメインのお店と言って良いでしょう。場所は、徳島駅から徒歩5分ほど。

 店内は落ち着いたバーのような雰囲気で、壁にはレコードのジャケットが飾られ、音楽がちょうど良い音量で流れています。僕が来店したタイミングでは、ドアーズ(The Doors)がかかっていました。

 音楽も含めた、雰囲気を大切にしているお店のようで、店内には「会話の声は控えめにお願いします」という旨の注意が貼ってあります。

 しかし、敷居が高い、小難しいということはなく、店主も知的で穏やかな男性。あくまで、音楽の流れる、ゆったりした空間を大切にしたい、というコンセプトだということでしょう。僕は音楽が好きで、だいたいこういうお店を巡るときは1人なので、まったく問題なし。

 夜も、昼と変わらず6種類のカレーを提供しており、おすすめと書かれていた「ビーフカレー」を選択。メニューには、各カレーの特徴や用いられているスパイスが書かれており、メニュー選びの参考になります。

 同時に注文したコカコーラは、450円。小さなサラダも付いてきました。日替わりなのか、固定なのかは分かりませんが、この日はキャベツと豆を使ったサラダでした。

 お米は、黄色く色づいたサフランライス。ルーは、粘度は高くありませんが、サラサラの質感でもありません。野菜やレンズ豆などが、じっくりとルーの一部になっているようです。

 ルーの味は、欧風カレーのような甘みはなく、キリッとした辛さと、スパイスの香りが前面に出ています。しかし、味が足りないということはなく、スパイスの豊かな香りと共に、最後まで飽きずに食べられます。

 牛肉もじっくりと煮込まれているようで、ホロホロと崩しやすい食感。牛肉の風味は、しっかりと残っており、水分はやや少ないですが、柔らかく、すっと切れます。

 ちなみに、2種類のカレーをあいがけにする「ダブルカレー」というメニューもあり、迷ったときには重宝しそうです。6種類もカレーの種類があるので、また徳島を訪れる機会があったら、ぜひ足を運びたいと思います。





カレーの市民アルバ 水道橋店「アルバカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 水道橋
住所: 〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-19-5
店名: カレーの市民アルバ 水道橋店
商品名: アルバカレー
来店日: 2018年7月19日
税込価格: 600円

※ こちらの店舗は2018年10月28日で閉店しています。

 2日連続でカレーを食べてしまいました。今日は「カレーの市民アルバ」。石川県小松市で生まれ、金沢カレーの老舗とのこと。

 現在は、都内にも数店舗を展開。水道橋店は、JR水道橋駅の西口から徒歩1分ほど。駅のすぐ近くで、飲食店が立ち並ぶエリアにあります。食券制で、券売機は店外の入口横に設置されています。

 数あるメニューの中から、最もシンプルな「アルバカレー」を選択。この手の店では「カツカレー」など、なにかしらトッピングするのが基本なのでしょうが、僕は比較的に少食なので、食べ切れなくなってしまうことがあるんですよね。なので、カレーの味も確認しやすいですし、トッピングなしのベーシックなメニューにしました。

 

 画像のとおり、ご飯とルーを半分に分けるタイプではなく、ご飯の上に満遍なくルーをかけるスタイル。皿の左側には、千切りのキャベツが添えられています。スプーンは最初から皿に差し込まれた、画像の状態で配膳されました。先端がカレーに刺さっているため見えませんが、スプーンの先端部分がフォークのように割れています。ちなみにコーラなどのソフト・ドリンクは150円でした。

 ルーは色も濃いですが、粘度も高く、しっかりとした質感。こういうしっかり系の質感だったので、しょっぱい味付けなのではと想像していましたが、一口目はしょっぱさでも辛味でもなく、コクを感じる味。

 その後、辛さが追いかけてきます。欧風カレーのような甘みも若干感じますが、はっきりとした味よりも、コクの深さが前面に出た味です。食べ進めていると、より辛さを安定的に感じるようになります。

 トッピングなしのシンプルな「アルバカレー」ですが、ルーにはところどころ牛肉が入っています。牛肉が入っているのを認識したからというわけではありませんが、確かにコクの中には、ビーフの香りも含まれています。

 卓上には、キャベツやトッピング用と思われる、ソース、ケチャップ、マヨネーズらしきものも設置してあったので、これらを使うと、また違った味わいが生まれるでしょう。トッピングをがっつり乗せて、ソースなどを足しながら、味を変えていくのも楽しそうです。

 定食屋やチェーン店のドロドロ系のカレーには、しょっぱい味付けのカレーが多いですが、こちらのカレーはコクを活かした、控えめな味でした。味が薄い、物足りない、という意味ではありません。コクの中に辛味や甘みが溶け込んでいて、はっきりとした味が主張してくるわけではないのに、濃厚な味わいでした。





神田 ルー・ド・メール「国産 黒毛和牛カレー (中辛)」


都道府県: 東京
最寄駅: 神田
住所: 〒101-0047 東京都千代田区内神田3-10-7 斉藤ビル2F
店名: ルー・ド・メール (Loup de mer)
商品名: 国産 黒毛和牛カレー (中辛)
来店日: 2018年7月18日
税込価格: 1100円

 最近、自分がとてもカレーが好きなことに気がつきました。お腹が空いたときに、何を食べようかな、何が食べたいかなって考えることがありますが、圧倒的にカレーになることが多いのです。

 そんなわけで、元々はシュークリームの食レポを書くために始めた当ブログですが、他に書く場所も無いし、わざわざ分けるのも面倒なので、カレーの感想も載せることにしました。

 今日、足を運んだのは、神田駅近くにある「ルー・ド・メール」。カレーを中心に、夜はハンバーグやエビフライなどの洋食メニューも扱っているお店です。

 場所はJR神田駅の西口から、徒歩5分ほど。距離的には近いのですが、飲食店が立ち並ぶ通りからは、1本道を入ったビルの2階にあり、注意深く見ていないと、通り過ぎてしまいそうです。

 下の画像のとおり、飲食店のオーラの無いビルの2階にありますが、2階付近の外壁にはカワイイ看板が出ており、また1階のビル入口前には、メニューも設置されています。ランチの開店時間近くに到着すると、すでに数組の方が並んでいました。

 開店時間の11:30になると、店主と思しき男性が出てきて、店内へ案内。順番に席へ通されます。ご夫婦なのか、こちらの男性と女性の2名で切り盛りされていました。

 店内は、家庭的で親しみやすく、清潔感の溢れる、古き良き洋食屋といった趣。テーブルがいくつかありますが、20名も入ったら満席になりそうです。僕は1人でしたが、2人用のテーブルへ通され、相席をお願いされることはありませんでした。

 席について、あらためてメニューを眺め、スープとのセットメニューもありましたが、「国産 黒毛和牛カレー」を単品で注文。「オムレツのせ」などの他のメニューに比べると、盛り付けがシンプルだからか、注文後スムーズに出てきました。

 ランチの営業は11:30から14:30まで。カレー以外には、オムライスもありますが、こちらは13:00以降から注文可能とのこと。開店直後は混み合うので、オムライスは作るのに時間がかかって、待ち時間が長くなるからでしょうね。11:30に開店してすぐに満席となり、僕が食べ終わって退店するときも、階段に行列ができていました。

 見た目は、王道の欧風カレーです。具は牛肉とキノコ。画像の通り、ライスの奥に福神漬けが添えられています。

 ルーは、サラサラとしたカレーと、ドロドロっとした古き良き日本風カレーの中間ぐらいの質感でしょうか。僕はサラサラ系も、学食や定食屋で出てくるようなドロドロ系のしっかりしたカレーも好きなのですが、こちらのカレーはちょうどよい粘度だと思います。

 一口食べると、はっきりとした甘味や辛味ではなく、カレーの香りと、コクが広がります。はっきりと甘さや辛さが伝わるわけでも、スパイスの香りが特別強いというわけではないのに、味が薄いというわけではなく、濃厚でしっかりとした味。さすがにレトルトやファミレスのカレーとは、味の質が異なります。

 見た目的には、もっと欧風カレー特有の甘さが強いのかなと思ったのですが、前述のとおり甘さはあるものの、控えめで上品なバランス。まず控えめな甘さを感じ、コクが広がり、そのあとにキリッとした辛さが追いかけてきます。スパイスが前面に出てくるインド風のカレーではなく、素材の甘みやコク、牛肉の香りなど、素材を活かした味だと思います。

 牛肉はトロトロ、ホロホロ。一口で食べるには、ちょっと大きめのサイズですが、スプーンでも簡単に切れる柔らかさです。

 まわりのお客さんを見てみると、「ドライカレー・オムレツのせ」を注文している方が多い様子。こちらはオムライスのように上に卵が載っているので、ビーフカレーよりも提供に少し時間がかかるようです。

 前述のとおり、厨房1人とフロア1人の2人で切り盛りされているようなので、お2人とも非常に忙しそうでしたが、順番に丁寧に接客をされていました。カレーの味もですが、接客からも誠実なお店であることが伝わります。

 素材の味がよく出たカレーだったので、次は特選ビーフカレーかチキンカレーを食べてみたいですねぇ。ごちそうさまでした!