「カレー」タグアーカイブ

神保町 ガヴィアル「野菜とビーフカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 神保町
住所: 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-9 稲垣ビル2F
店名: ガヴィアル
商品名: 野菜とビーフカレー
来店日: 2018年8月28日
税込価格: 1100円

 神保町にある欧風カレーの名店「ガヴィアル」に行ってきました。場所は、白山通りと靖国通りの交差点付近。1階に「はなまるうどん」が入る建物の2階です。地下鉄の神保町駅からは、A5出口あるいはA7出口に出ると近く、徒歩1分程度でしょう。

 3枚目の画像のとおり、メニューはビーフカレー、シーフードミックスカレー、チーズカレーなど各種そろっています。平日のお昼は、2種類のカレーが盛られた、お得なサービスメニューもあります。

 2種類の組み合わせは日替わりで、この日は「野菜とビーフ」「野菜とホタテ」が、昼時サービスメニューとして提供されていました。その中から「野菜とビーフ」のカレーを注文。甘口、中辛、辛口を選べるのですが、中辛でお願いしました。

 カレーは、金属製のポットではなく、仕切りのある白い皿での提供。通常の「ビーフカレー」など、1種類のカレーを注文した場合は、金属製のグレイビーボートで提供されるようです。

 ライスには、少量のチーズが載っています。また、画像のとおり、じゃがいもとバターも付いてきます。らっきょうと福神漬けは、カレーが到着する前に小鉢で提供。1人分には、十分すぎる量です。

 ビーフカレーには、大きめの四角い牛肉がふたつ入り、野菜カレーには、なす、かぼちゃ、パプリカなどが入っています。

 まずは、野菜カレーのルーを一口。甘い! 欧風カレー特有の甘さとコクが、口いっぱいに広がります。その後、より豊かなコクと、スパイスらしいピリッとした辛さが追いかけてきます。インド系のカレーのスパイスが前面に出る味ではなく、甘さ、辛さ、コクが一体となった王道の欧風カレーです。

 具として入る野菜にも、それぞれの食感と味が残り、ルーに引き立てられ、より多彩な味が広がっていきます。個人的には、ナスがお気に入り。ナスのみずみずしい食感と、深いコクのカレーが合わさり、辛さが中和され、マイルドで爽やかな味に変化します。

 ビーフカレーは、ルーの基本的な味は変わりませんが、ビーフの香りが前面に出てくることで、だいぶ印象が異なります。ブロック状の牛肉は、よく煮込まれていて、ホロっとした食感。水分や油分は少なく、中はドライで、筋がほどけるような食感ですが、牛肉の旨味と香りは、はっきりと感じられます。

 野菜とビーフは、それぞれ持ち味とバランスは異なるのですが、どちらも旨味とコクが深く、完成度の高い味。付け合わせのらっきょうと福神漬け、ジャガイモも美味。席もゆったりとしていて、雰囲気もよく、何度も足を運びたくなるお店です。





HATONOMORI 水道橋「スペアリブ・カレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 水道橋
住所: 〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-16-10
店名: HATONOMORI 水道橋
商品名: スペアリブ・カレー
来店日: 2018年8月24日
税込価格: 980円

 2015年に千駄ヶ谷にオープンしたスパイス料理のレストラン「HATONOMORI」(ハトノモリ)。漢字だと「鳩ノ森」と書きます。

 2017年に水道橋にオープンした、HATONOMORIの2号店に行ってきました。店舗名は「HATONOMORI 水道橋」となっておりますが、「スパイス料理の店」を掲げる千駄ヶ谷の店舗とは異なり、こちらはオフィシャルサイト上で「水道橋一軒家のカジュアルイタリアン」と紹介されています。

 パクチーを使った料理やカレーが中心の千駄ヶ谷店に対して、こちらの水道橋店はイタリアンやフレンチ風の料理が中心となっています。ランチメニューも、千駄ヶ谷がカレー中心なのに対して、水道橋はフレンチ天丼やローストビーフ丼など、洋食と丼を合わせたものが中心。そんな中で、水道橋店唯一のカレーのメニュー「スペアリブ・カレー」をいただきました。

 店内は、1階がカウンター席のみ、2階がテーブル席になっているようです。1名の場合は1階のカウンター席、グループの場合は2階へ案内されていました。数種類あるランチ・メニューの中から、前述のとおり「スペアリブ・カレー」を選択。

 一部のランチ・メニューに付く、スープとサラダが先に配膳されます。水はセルフ・サービスで、カウンターの席上にコップと水の入ったピッチャーが置かれています。カレーも数分と待たずに、すぐ到着。

 画像のとおり、大きな豚のスペアリブがふたつ乗り、ゆで卵と赤カブのピクルスらしきものが添えられています。

 ルーの粘度は低く、ドロっとした感じはありません。しかし、具材が溶け込み、ところどころ固体感があります。小麦粉や片栗粉で固くしたのとは違う、しっかりした質感です。具は、はっきりとした形の野菜は見えませんが、ところどころに豚肉は確認できます。

 味は、一口目から、ピリッとした辛さと、ハッキリしたしょっぱさが伝わります。欧風カレーは、一口目には甘さが伝わり、その後にコクと辛味が追いかけてくるものが多いですが、このカレーはスパイス系で、最初から辛味が伝わります。

 スパイスの香りは豊かですが、同時にしょっぱさも強め。かなり、ハッキリとした味をしています。ご飯が進む味と言って、いいでしょう。

 スペアリブは、甘辛く味付けがしてありますが、素材を活かした味付け。あっさりという印象はありませんが、かなり控えめの味付けで、豚肉の旨味と香りが前面に出ています。しっかりと豚の味が感じられ、味が薄いという印象はありません。

 ゆで卵と、わずかに甘みと酸味のある赤カブのピクルスも、ルーの香りを引き立て、塩気を中和し、箸休めに最適。

 スパイスの香り豊かで、ハッキリとした塩気のあるルーと、スペアリブとのバランスも良好。インド系のカレーに、洋風のテイストを加え、バランス良くまとまっていました。





名代 富士そば 後楽園店「カツカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 水道橋
住所: 〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-19-7 第110東京ビル1F
店名: 名代 富士そば 後楽園店
商品名: カツカレー
来店日: 2018年8月23日
税込価格: 570円

 JR水道橋駅西口の改札を出て、左側に進み、すぐのところにある「富士そば 後楽園店」。駅から、徒歩1分以内です。

 富士そばでは、かつ丼が定番メニューになっていますが、一部の店舗ではカツカレーも提供しています。後楽園店では、カツカレーを扱っているので、今日はこちらを注文。

 お椀に入っているのは、みそ汁ではなく、そばつゆにワカメを入れたものです。個人的には、みそ汁があまり好きではないので、嬉しい(笑)

 カツは揚げ置きのため、やや冷めています。しかし、サクサク感はあり。カツカレーよりも、かつ丼の方が推されているのは、揚げ置きでも暖かい状態で提供できるためなのでしょう。

 ルーは、粘度が高く、固めのしっかりした質感。具は、小さめに切ったニンジン、じゃがいも、玉ねぎ。それに、豚か牛か分かりませんが、わずかに肉の筋のようなものが入っているようです。

 一口目は、やや甘さを感じ、その後に辛味としょっぱさが続きます。しょっぱさも辛さも、強くはありませんが、直線的な味で、食堂や給食で出てきそうなバランスの味。

 卓上には、カツにかけるソース等はありませんが、カレーの塩気だけで十分なバランスです。前述したとおり、カツはやや冷めており、熱々ではありませんが、サクサク感は残っており、クセも無く、食べやすいです。カレーとご飯は熱いので、カツの冷たさはそれほど気になりませんでした。

 いかにも蕎麦屋のカレーらしい、片栗粉がたっぷり入ってるんじゃないかという固めの質感のカレーです。カレー専門店のカレーとは異なり、スパイスではなく、直線的な辛味や塩気が前面に出た、懐かしいバランスの味でした。

 個人の好みの問題になりますが、僕はたまに食べたくなる味です。





カレーの市民アルバ 水道橋店「チキンカツカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 水道橋
住所: 〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-19-5
店名: カレーの市民アルバ 水道橋店
商品名: チキンカツカレー
来店日: 2018年8月22日
税込価格: 680円

 金沢カレーのチェーン「カレーの市民アルバ」で、チキンカツカレーを食べました。

 店先に「サマーキャンペーン中」という看板が立っており、期間は不明ですが一部のメニューが割引となっています。チキンカツカレーも、本来は800円のところ、割引で680円でした。

 注文は食券制で、水道橋店は店外の入口横に券売機があります。昼時でカツをあらかじめ揚げてあったのか、注文後それほど待たずにカレーが到着。

 前述のとおり、それほど待たずに到着したので、カツは揚げたてではないようです。しかし、温度も熱く、衣もサクサク。揚げたてと変わらぬ質感でした。以前、こちらの店舗を利用した時は注文後にカツを揚げていたので、基本的には揚げたてで提供し、昼毒の一部の時間のみ、ある程度を揚げ置きしているのかもしれません。

 画像のとおり、千切りキャベツが添えられ、ルーは黒に近い、スタンダードな金沢カレーです。

 ルーは粘度が高く、どろっとしていて、かなり固めの質感。味は、辛さやしょっぱさではなく、一口目にはコクが伝わります。しかし、専門店の欧風カレーのような深いコクではなく、あまり味がしないと言ったら言葉が悪いですが、味よりもルーの質感の方が前面に出てくるような印象。

 その後に辛さと塩気が追いかけてきて、じんわりと味が広がっていきます。味は濃くないのに、あっさりというわけでもなく、不思議なバランス。辛味は直線的ではなく、スパイスの効いたピリッとした辛さです。黒っぽい見た目から、濃い味を想像しますが、思いのほか香りとコクを活かした味にまとまっています。

 チキンカツは、クセが無く、食べやすいです。チキンの味は感じられますが、ややあっさりとした肉質。卓上にはソース、マヨネーズ、ケチャップ、ドレッシングなどの調味料が設置されているので、自分好みの味に調整しながら、食べ進むといいでしょう。僕は最初はそのまま、次にソース、最後にマヨネーズを使って、味を変えてみました。カレーの味も変わり、飽きずに食べられます。

 キャベツも、どろっとした固めのルーの熱さと辛さを中和し、全体のバランスをとっています。ただ、前述のとおりルーの味が濃いわけではないので、そのままだとやや味が薄く感じるかもしれません。こちらも好みに応じて、ソースなどを使うと良いでしょう。

 見た目は黒っぽく、いかにも味が濃そうなルーですが、思いのほか控えめな味。カツとキャベツの味を引き立て、ソースなどの調味料での味の変化を考慮すると、ちょうど良い味だと思います。





インデアンカレー 丸の内店「インデアンカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 東京
住所: 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA 地下1階
店名: インデアンカレー 丸の内店
商品名: インデアンカレー
来店日: 2018年8月8日
税込価格: 750円

 大阪発のカレー店「インデアンカレー」の、丸の内にある店舗に行ってきました。2018年8月現在、大阪市内には7店舗を展開していますが、大阪市外は丸の内店と、兵庫県にある芦屋店の2店舗のみです。

 丸の内店の場所は、東京ビルTOKIAの地下1階。東京駅からは、丸の内南口を出て、徒歩3分程度。あるいは、丸の内地下南口へ出ると、KITTE(キッテ)の地下1階が、TOKIAの地下1階へと繋がっています。京葉線側の改札口からはさらに近く、改札を出てTOKIAビルの地下1階へ繋がるエスカレーターを上がり、真ん中あたり。

 開店時間11:00の数分前に着くと、すでに会社員風の男性2名が並んでいました。開店時間になると、順番に店内へ。最初にレジで注文と会計を済ませ、注文したメニューに対応したプラスチック製のフダを渡されます。コインロッカーの鍵についているようなアレです。僕が注文したインデアンカレーは、黄色いフダでした。

 店内はカウンター席のみで、着席してカウンター内にいる店員さんにフダを渡すと、まず水とキャベツのピクルスが配膳。その後、ほとんど待たずにカレーが到着。最もスタンダードなインデアンカレーを注文したということもあるのでしょうが、提供されるまで数十秒ほどだったと思います。

 一口食べると…甘い! 欧風カレーで、一口目に甘さが来るカレーはありますけど、それにしてもこのカレーは甘さが強く、はっきりしています。こんなに甘いカレーは初めて。

 そして、その後すぐに、ピリッとした刺激的な辛さが、追いかけてきます。辛さは強め。一口目は甘く、立ち上がりの速い辛味が、それに続きます。二口目以降は、舌が慣れてくるため、甘さはそれほど感じません。その代わりに、食べ進めるにつれて、じわじわと辛味が前に出てきます。

 ルーは固めで、ドロっとした質感。お米は、水分が多くモチモチした国産らしい質感ですが、硬めに炊かれています。

 キャベツのピクルスは、ほのかな酸味と甘味があり、箸休めに最適。ルーの辛さを中和し、口を爽やかにリセットしてくれます。

 ルーの量は、やや少なめ。ただ、前述のとおり、なかなかに辛さが強いので、ご飯をやや多めに食べていった方が、辛さも中和され、食べやすいと思います。少なくとも僕は、ルーが少ない、足りない、とはなりませんでした。メニューに「ルー大盛」と「ルーダブル」があるので、少ないと感じる方は、こちらで調整してくださいということでしょう。

 何度も書いてしまいますが、甘さも辛さも強い、不思議なバランスのカレーです。一口目が甘く、その後に辛味が追いかけてくるカレーは数多くありますが、ここまで甘さと辛さの両方が強く、落差の大きい味は珍しいです。他に似ている味のカレーが少なく、確かにクセになるのも頷けます。大阪出身の友人が、帰省した際に必ず食べると言っていました。

 それと、カウンター内に何人も店員がいるのですが、とにかくみんなテキパキと動き、システマティックで回転が素晴らしいです。例えば、水が半分ぐらいになると、すぐに注ぎに来てくれますし、紙ナプキンを使って口を拭っていると、すぐに追加の紙ナプキンを手渡してくれます。

 急かされているという感じでもなく、そもそも長居するような店じゃありませんし、僕は非常に心地よく感じました。

 実は辛いのはそんなに得意ではないので、次回はハヤシライスを食べてみようと思います。