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神保町 ペルソナ「ビーフカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 神保町
住所: 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-28-9 松本ビル2階
店名: 欧風カレー専門店 ペルソナ (Persona)
商品名: ビーフカレー
来店日: 2018年9月10日
税込価格: 1200円

 有名カレー店が多く、カレー激戦区とも言われる神保町界隈。その中から、今日は欧風カレーの「ペルソナ」に行ってきました。

 場所は、地下鉄・神保町駅のA5出口から、徒歩3分程度。靖国通りと白山通りが交差するところの近くです。A5出口から、靖国通りを御茶ノ水方面へ進み、タコベルの角を左折。しばらく歩き、右手側のビルの2階です。

 JR御茶ノ水駅、JR水道橋駅からも、それぞれ徒歩10分ちょっとでたどり着けます。

 店内は、古き良き喫茶店のような雰囲気。重厚で歴史を感じますが、敷居の高さは感じません。よく学生に間違われる僕が入店しても、浮くことはありませんでした(笑)

 メニューは、ビーフ、チキン、ポークなど各種あります。プレーンカレーは1000円。それ以外のカレーは1200円で、具を複数選べるダブルミックスカレーとトリプルミックスカレーは、それぞれ1300円と1400円。さらにトッピングや大盛りなどがあります。

 辛さは、甘口、中辛、辛口、甘特、特辛、激辛の6種類から選択可能。今回は、ビーフカレーを中辛で注文しました。

 数分でカレーが到着。神保町の欧風カレー屋では定番の、蒸かしたジャガイモも付いてきます。

 ルーの色は光の加減によって、だいぶ色味が変わって見えますが、実際はもう少し茶色っぽく見えました。ライスには、うっすらとチーズがかかっています。

 まず、ルーを一口食べると、欧風カレー特有の甘さが口に広がります。その後に辛味としょっぱさが続きます。甘みと辛さには一体感があり、甘さの後にすぐ辛さが伝わってきます。

 甘さ、辛さ、しょっぱさ、それぞれが、かなりハッキリと感じられる味。中辛でお願いしましたが、辛さもやや強め。同じ神保町界隈のボンディ、ガヴィアルと比較して、最も刺激的な辛さです。

 旨味とコクもあり、多様な味が分離することなく混じり合う、理想的な欧風カレーの味。スパイスの香り、スパイスらしいキレのある辛さも感じられます。

 ルーの質感は、やや粘度が高め。欧風カレーの平均的な質感の範疇ですが、日本風のカレーライスを彷彿とさせる、トロみがあります。

 具の牛肉は、ちょうど一口でも食べやすいサイズのものが5〜6個。ほどよく煮込まれ、噛むとスジがホロホロとほどけていきますが、肉らしい噛みごたえも残っています。牛肉の香りも残り、ルーの味を引き立てます。

 お気に入りの欧風カレー屋のひとつです。先ほども引き合いに出したボンディとガヴィアルも、同じくお気に入り。

 この3者を比較すると、甘さの強いマイルドなガヴィアル、コクと旨味がじんわりと伝わるボンディ、甘さと辛味が共に強いペルソナ、といった感じでしょうか。方向性は近いのですが、三者三様でどのお店も美味しいです。

 ペルソナにはトッピングに「特製マヨネーズ」(¥100)があるのですが、こちらもオススメ! マヨネーズが好きな方は、ぜひ試してみてください。





カレーショップ C&C 秋葉原店「欧風仕立てビーフカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 秋葉原
住所: 〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1-24 GATO 秋葉原ビル1階
店名: カレーショップ C&C 秋葉原店
商品名: 欧風仕立てビーフカレー
来店日: 2018年9月4日
税込価格: 590円

 一昨日も来たんですけど、なかなか良かったので、今週2回目のC&Cです。基本となるカレーはポークカレーで、黄色味があり、粘度も高い日本風のカレーライスですが、メニューに「欧風仕立てビーフカレー」があるのを前回見ていたので、今日はそれを注文。

 カレーの中では欧風カレーが最も好きなので、どんなクオリティのカレーが出てくるか、期待して待ちます。

 特にトッピングを追加していないので、着席して店員に食券を渡したあと、1分もしないうちに出てきました。

 色は同店のポークカレーと比較すると、黒っぽく、確かに見た目は欧風です。画像のとおり、ライスの上にフライドオニオンが載っています。

 ルーの粘度は、欧風カレーにしてはやや高め。同店のポークカレーと同じぐらいでしょうか。具は、小さめに切られた牛肉と、玉ねぎが確認できます。

 一口食べると、やや甘め。その後すぐに、辛味が追いかけてきます。スパイスを使用しているのが分かる、キリッとした辛さ。何口か食べ進めると、旨味やコクも感じられます。

 欧風カレーは、一口目の甘さが強く、その後に辛さや旨味が続くものが多いですが、こちらのカレーも基本的にはそのようなバランスの味。専門店のカレー、例えばボンディやガヴィアルに比べると甘さは弱めで、辛さの立ち上がりが速く、甘さの後すぐに辛味が伝わります。

 また、辛さの質も、スパイスを使っていることは分かるのですが、やや単調。種類と量が、豊富ではないのだろうな、と想像します。ただ、価格を考えれば致し方ないこと。カレーの具材の中でもスパイスは高価ですから、基本的には価格と使用するスパイスの量は、比例しているはず。

 具の牛肉はトロトロに煮込まれ、小さいものの牛の旨味や香りが感じられます。細く切られた玉ねぎも、食べていて直接的に伝わる味はないものの、全体の甘さに貢献しているのでしょう。

 前述のフライドオニオンは、香ばしく、食感には硬さがあります。揚げ立てではないので、サクサク、パリパリではありませんが、適度な噛みごたえがあり、そのままライスと共に食べても、ルーに溶かすように食べても、良いアクセント。

 味の深みやコクは、専門店には及ばないものの、590円という価格を考えると、コスパは非常に良いです。1000円以下のチェーン系のカレー屋で、あまり欧風カレーって無いので、手軽にこのクオリティのカレーが食べられるのはありがたい。

 それとチェーン系のカレー屋や、食堂のカレーって、塩気が強いことが多いのですが、このカレーはしょっぱさを抑えてあるところも良いです。個人的には、手軽に欧風カレーが食べたい時の有力な候補になります。





カレーショップ C&C 秋葉原店「三元豚ロースかつカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 秋葉原
住所: 〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1-24 GATO 秋葉原ビル1階
店名: カレーショップ C&C 秋葉原店
商品名: 三元豚ロースかつカレー
来店日: 2018年9月2日
税込価格: 650円

 京王グループが運営するカレーチェーン「カレーショップ C&C」。秋葉原店は以前からありましたが、今年の3月20日にリニューアル・オープン。

 今までにも何度か足を運んだことがありますが、リニューアル後は初めての訪問です。店舗の外観や内装など、雰囲気が以前よりもスタイリッシュになりました。

 食券制で、店内に入って両サイドに1台ずつ、券売機が設置されています。数あるメニューの中から「三元豚ロースかつカレー」を購入。カツカレーは他に「特撰ロースカツカレー(780円)」と、期間限定の「イベリコ豚ロースカツカレー(900円)」がありましたが、まずは最も安価な定番メニューを食べてみます。

 着席後に定員に食券を渡しますが、そのタイミングでルーの辛さを確認されました。ビーフカレーやハヤシライスを除いた、基本となるポークカレーは、マイルド、中辛、辛口の3段階から、辛さのレベルを選択します。今回は中辛を選択。

 カツは揚げ置きされていたようで、食券を渡してから、かなり早く提供されました。正確な時間は測っていませんが、おそらく1分もかかっていないんじゃないかと思います。

 ルーは、やや粘度が高く、固め。日本風のカレーライスらしい質感です。一口目には、やや甘さを感じますが、すぐに辛味としょっぱさが追いかけてきます。

 辛さは、スパイスらしいピリッとした辛さ。スパイスの量と種類は、専門店の本格カレーに比べれば、少ないのでしょう。直線的というべきか、深みが物足りず、やや単調な辛さです。

 しかし、複雑な凝った香りではないものの、スパイスを使っていることは分かる香り。一口食べて、鼻から空気を抜くと、しっかりとスパイスらしい風味が感じられます。

 具は、しっかり煮込まれた豚肉と玉ねぎが確認できます。

 カツは前述のとおり揚げ置きのようですが、サクサク感が残り、油が染み出していることもなく、食感が悪くないです。肉自体は薄くはありませんが、やや衣が厚め。衣の存在感を、強く感じます。

 また、成型肉なのか、薄い肉がミルフィーユ状になっているように感じました。しかし、不自然な食感ではなく、肉らしい食べごたえはあります。

 味も、クセがなく、豚肉の旨味と香りがそれなりに感じられ、悪くありません。やや、豚らしい香りに物足りなさはありますが、価格を考えれば十分なクオリティ。

 卓上にはトンカツ用のソースも置いてあり、味を変えながら食べ進められます。僕も途中からソースを使って食べましたが、やや甘さの強いソースで、カレーの辛さとの対比で、良いアクセントになりました。

 スパイスの効いた本格風味の家庭のカレー、といった感じで、値段なりによくまとまった味だと思います。

 カツが揚げたてで、温度が高くサクサクだったら、もっと美味しいはずなのになぁ。その点、CoCo壱は基本的に揚げたてを提供するので、やっぱり店舗を多数展開できるだけの理由はありますね。





日乃屋カレー 御徒町店「名物カツカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 御徒町
住所: 〒110-0005 東京都台東区上野5-27-1
店名: 日乃屋カレー 御徒町店
商品名: 名物カツカレー 七分盛り
来店日: 2018年9月1日
税込価格: 740円

 第3回神田カレーグランプリで優勝した日乃屋カレー。最近は、店舗数を続々と増やしています。

 御徒町駅のガード下にも、いつの間にか出店していたので、入ってみました。場所は、JR御徒町駅の南口の改札を出てすぐ。ローソン、すき家、てんや、と同じ並びにあります。以前はパン屋があった場所だと思うのですが、正確には覚えていません。

 食券制で、店外の入口横に券売機があります。

 名物カツカレーを筆頭に、トッピングの種類は豊富。ご飯の量は、普通盛り300gと、大盛り360gが同額です。やや少なめの七分盛りは210gで、100円安くなるようです。初めてなので、最も王道と思われる名物カツカレーのご飯七分盛りにしました。

 店内は、カウンター席のみ。真ん中を通路にして、店内両サイドが席になっているため、後ろは気にならず、隣との間隔も比較的広めになっています。

 入店前に店外の券売機で食券を買い、店内で着席後に定員へ食券を渡します。

 注文後、思いのほか早く提供されました。時間帯とタイミングにもよるのでしょうが、カツは揚げたてではなく、揚げ置きでした。画像のとおり、ライスの上にカツを載せ、その上から満遍なくルーがかかっています。

 ルーを食べてみると、まず甘さが広がり、その後に辛さ、さらにしょっぱさが続きます。味の立ち上がりが速く、甘さの後に、すぐにピリッとした辛みが伝わります。しょっぱさもハッキリしていて、ご飯が進む味つけです。

 甘さはやや強め。辛さはピリッとしたスパイス系の辛味を感じますが、強くはありません。後からヒリヒリ、ピリピリと辛みが勝ってくることもなく、終始マイルドな味。個人差もあるでしょうが、食べていて汗が吹き出すようなことは、少なくとも僕はありませんでした。

 ただ、お手頃な価格の市販ルーで作ったカレーのような、塩気が勝るような直線的な辛さではなく、スパイスらしい質の辛さであることは確かです。

 ルーの質感は、粘度が高く、固め。いわゆる日本風のカレーライスや、家庭で市販のルーで作るカレーに近い質感。具は、玉ねぎと、細かな肉は確認できました。

 カツは、前述のとおり揚げ置き。若干のサクサク感はありますが、やや温度がぬるくなってしまっていたのが残念でした。サイズはやや大きめで、味は悪くないです。揚げたてだったら、もっと美味しいはず。

 カツは切り方が少し変わっていて、通常は縦長になるように切ってありますが、日乃屋のカツは縦方向にも切ってあり、ちょうど一口サイズになっています。これは、スプーンだけでカレーと共に食べ進める上で、非常に食べやすいサイズ感。

 とろみのあるルーの質感と、塩気のある味付けが相まって、「日本のカレーライス」然としたカレーです。コスパもなかなか良いと思います。





新宿 ガンジー「ビーフカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 新宿
住所: 〒160-0022 東京都新宿区新宿3-17-21 新三ビル 2F
店名: カレーの店 ガンジー
商品名: ビーフカレー
来店日: 2018年8月31日
税込価格: 1120円

 新宿の有名店「ガンジー」。場所は、伊勢丹や紀伊国屋書店が並ぶ新宿通りを、1本入ったところのビルの2階です。

 新宿駅の東口からだと、新宿通り沿いを進み、マツモトキヨシの先にある道を左折。少し歩いて、左手側のビルです。

 昼時は行列ができることも、しばしばだそうですが、ピークタイムを外した13時過ぎに来店したところ、数席の空きがあり、窓側のカウンター席へ座ることができました。

 メニューは、ビーフカレー、エビカレー、トマトとチーズのカレー、ミックスカレーと種類がありますが、ビーフカレーを選択。

 欧風カレーにしては、比較的サラサラとした、粘度がやや低めの質感。ルーの中には、ブロック状の牛肉がゴロゴロと入っています。

 まずは、ルーを一口。味が薄い? 味が薄いと言うと語弊がありますが、欧風カレーは一口目に甘さが広がり、その後に辛さが追いかけてくることが多いですが、ガンジーのカレーは甘さが無く、一口目からほのかな苦味としょっぱさ、スパイスのピリッとした辛さと香りが、口に広がります。

 スパイスが全面に出たインド系のカレーとも違う、独特の味。一口目から、ハッキリと辛さが来るのも意外でした。

 しかし、食べ進めていくと、スパイスの辛さに加えて、ほのかな苦味や酸味、しょっぱさ、コクと旨味がじわじわと伝わってきます。きっと、砂糖や塩などの調味料を極力使っていない、あるいは全く使っていないのでしょう。

 牛肉は、ほどよくスジっぽさが残り、トロトロとほろほろの中間ぐらいの食感。香りもしっかりと残り、ルーとの相性も良く、牛肉の旨味と風味が引き出されています。

 重心が低い味とでも言うべきか、わかりやすい甘さやしょっぱさではなく、スパイスと牛肉の香りを活かして、奥深くから旨味とコクが伝わってくる味です。

 僕はカレーを食べるときには、余計なものを入れずに、米とルーのみをひたすら食べたいタイプなのですが、このカレーはまさに、ストイックにご飯とルーの味に集中させてくれるカレーでした。

 トッピングにチーズがありますが、ルーに余計な味付けがないため、トマトやチーズを合わせても、さらに味が引き立ち、広がるのが想像できます。