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欧風カレー ボンディ 神保町本店「チキンカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 神保町
住所: 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-3 神田古書センタービル 2F
店名: 欧風カレー ボンディ 神保町本店
商品名: チキンカレー
来店日: 2018年7月4日
税込価格: 1480円

 現時点で、僕が最も好きなカレー屋です。神保町にあるボンディ。

 今日は日本武道館で、チャットモンチーというバンドの最後のワンマン・ライヴがあり、九段下に向かう前に神保町で途中下車して、ボンディへ向かいました。

 場所は、神田古書センタービルの2階。本の街・神保町らしい立地です。そもそも御茶ノ水から神保町あたりの、この界隈の雰囲気自体が好きなんですよね。

 神田古書センタービルは、靖国通りに面しており、神保町駅のA6出口から徒歩1分ほど。神保町ブックセンターの隣です。

 土地勘が無くても、迷うことは少ないと思いますが、正面の入口からは、ボンディへは入店できません。上の画像にもあるとおり、「入口はこの建物の裏側になります」と記載された看板が回っております。

 神保町ブックセンターの角を曲がり、ビルの裏側に向かいましょう。

 裏側に回ると、2階部分に「欧風カレー ボンディ」という看板が、しっかりと出ています。裏口感あふれる「神田古書センター 南口」から、階段で2階へ上がると、そこは確かにボンディ。2階にもボンディの他に本屋が入っていて、本屋のビルにカレー屋が入っている、なかなか面白い光景です。

 ちなみに満席で待ち時間があるときは、ボンディの前にいくつか待機用のイスが設置されていますが、2階に入りきれなくなった場合は、階段に沿って並びます。階段にも、その旨が書かれた説明書きがあります。

 来店したのは、ピークタイムを外した平日の午後。しかし、満席で数人の待ちが発生していました。平日なのに、この人の入りはさすが。数分だけ待って、入店です。

 メニューは、ビーフ、ポーク、チキン、エビ、野菜など各種あります。辛さは、甘口、中辛、辛口の3段階から選択。今日は「チキンカレー」を中辛でお願いしました。

 画像のとおり、ライスにはデフォルトでうっすらとチーズが載っています。また、1人あたり2〜3個のじゃがいもが付いてきます。画像のじゃがいもが5個ぐらいなのは、友人と2人で行ったため。

 まずはルーを一口。マイルドな甘さが口に広がります。立ち上がりが甘く、その後に辛味が続くカレーは、欧風カレーに多いですが、ボンディのカレーは甘さも辛さも自然で、なんというか、わざとらしくないんです。

 もっと甘さが強く意外性があったり、甘味と辛味の落差の大きいカレーもあるんですけど、ボンディのカレーは味がシームレスに繋がっていて、すっと馴染める味です。

 また甘さと同時に、ギュッと凝縮された旨味も伝わってきて、一口食べた瞬間から美味いなぁ、と感じるカレーです。甘さの後に続く辛味も、スパイスらしい刺激と、直線的な辛さのバランスが良好。ピリピリするだけ、ただ辛いだけではなく、旨味を伴って伝わる辛さです。

 チキンは、カレーに入れる前に、しっかりとソテーされているようで、表面はパリッとしており、中はジューシー。香ばしさが強く、鶏肉らしい香りもしっかりと感じられます。単体で食べても、美味しそうな味。大きめの塊がゴロゴロと入っており、量も十分。

 ちなみにチキンに限らず、ボンディのカレーの具は、どれも素材の持ち味を活かし、クオリティは秀逸です。

 僕はこの店に高校生ぐらいの時から来ていて、「思い出の味」という補正もあるかもしれませんが、本当に美味しいカレーです。





いずみカリー 水道橋店「フィッシュフライカリー」


都道府県: 東京
最寄駅: 水道橋
住所: 〒101-0061 東京都千代田区西神田2-8-11 西村ビル 1F
店名: いずみカリー (Izumi Curry) 水道橋店
商品名: フィッシュフライカリー
来店日: 2018年6月13日
税込価格: 800円

 大阪発のカレーチェーン「いずみカリー」。最近は都内にも店舗を増やしているようです。ここ水道橋店も、今年5月にオープン。

 場所は、JR水道橋駅の東口から徒歩3分程度。白山通り沿いにあるので、道に迷うことはないでしょう。

 メニューは、トッピング無しのベースとなるカレーが「牛スジカリー」(700円)のようです。各種トッピングを加えたカレーの中から「フィッシュフライカリー」を選択。注文後に揚げ始めるため、若干の時間はかかりますが、揚げたてが食べられます。

 半球状に盛られたライス全体を覆うようにカレーがかけられ、その上にフィッシュフライがふたつ、支え合うように盛り付けられています。

 ルーの粘度は、それほど高くはありませんが、色々な具材が溶け込んでいるようで、サラサラではなく濃い質感。とろみが強いわけではないのですが、やや日本風のカレーライスのような、しっかりした食感もあります。

 一口食べると、まず甘さが口に広がり、その後に辛味が続きます。最初が甘く、その後に辛さが続くカレーは、欧風カレーに多いですが、こちらのカレーもその範疇に入ります。

 特徴としては、甘さも辛さもマイルドで、味が地続きになっていること。まろやかな甘さの後に、自然な流れで辛さが続き、コクや旨味もじんわりと伝わってきます。カドの立った辛味ではありませんが、喉を通るときにスパイスらしいキリッとした刺激が、若干感じられました。

 フィッシュフライは揚げたてなので、熱々サクサク。クセの無い白身魚で、カレーとの相性も良好です。

 甘さの立った欧風カレーに、日本風のカレーライスのコクをブレンドしたカレー、といった感じでしょうか。最も安価なカレーが700円というのは、ちょっと高いかなぁ…とも思いましたが、フィッシュフライカリーに関しては、大きめのフライがふたつ載り、コスパは悪くないです。

 確か、いずみカリーが出店する以前も、この場所はカレー屋(日乃屋カレーだったかな?)だったと思うのですが、カレー激戦区と言える神保町〜水道橋界隈で、受け入れられるか、興味があります。先日も上等カレーが閉店してしまったので。

 カレー屋が多いということは、他店舗と比べてコスパが良い、高くても味が良いなどのアドバンテージが無いと、お客を引っ張ってこれないので、シビアですね。





カレーは飲み物。水道橋店「黒い肉カレー ポーク」


都道府県: 東京
最寄駅: 水道橋
住所: 〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-17-8
店名: カレーは飲み物。水道橋店
商品名: 黒い肉カレー ポーク
来店日: 2018年8月22日
税込価格: 890円

 「カレーは飲み物。」という独創的な名前のカレー店。以前から気になっていたのですが、初めて行ってみました。足を運んだのは、2017年12月にオープンした水道橋店。

 場所は、JR水道橋駅の西口から徒歩2〜3分。隣は「太陽のトマト麺」、向かい側にはコンビニの「ファミリーマート」があります。

 黄色をバックに黒字で「カレーは飲み物。」という看板も、インパクトがあります。さらに店頭には、黒地に黄色の文字で「カレー味100%」。

 メニューは、ルーの種類が大きく分けて「黒い肉カレー」と「赤い鶏カレー」の2種。黒い肉カレーは、ホテルの本格欧風カレーがコンセプト。赤い鶏カレーは、チキンに加えて、トマトと羊肉ミンチがベースのインド風カレーです。

 黒い肉カレーは、さらに「ポーク」と「チキン」の2種類に分かれます。ご飯の量は、小(200g)、中(250g)、大(350g)、山(450g)と選べますが、全て同額。

 また、この店の売りのひとつに無料トッピングがあり、10種類のトッピングから3種類を選び、その番号を配膳される直前に伝えます。卓上にも説明が書いてありますが、食券を渡すときではなく、盛り付け時に店員から聞かれたタイミングで答えます。イメージとしては、ラーメン二郎のコールに近いシステムです。

 トッピングは、1味玉、2らっきょ、3福神漬け、4ポテトサラダ、5フライドガーリック、6パクチー、7ツナマヨ、8コーンマヨ、9豆サラダバジル風味、10フライドオニオンの10種。この中から3種を選び、その数字を伝えます。

 初めてなので迷いましたが、黒い肉カレーポークの中サイズ、トッピングは1,4,7でお願いしました。食券制のため、カレーの種類やライスの量は、食券購入時に選択。無料トッピングのみ、口頭で伝えます。

 画像のとおり、ご飯は黄色く色づいたターメリックライスです。真っ黒ではなく、やや赤みのあるルーに、生クリーム(だと思われるもの)がかかっています。

 ルーの粘度は中庸から、やや高め。欧風カレーの平均的な質感の範疇には入りますが、やや固めで、日本式のしっかりしたルーのカレーライスに近い質感。

 まずは、ルーを一口。欧風カレーらしい甘さに続いて、まろやかな辛さが追いかけてきます。直線的な辛さや塩気ではなく、コクもあり、本格欧風カレーを自称しているのは、十分納得できます。

 欧風カレーの名店、ボンディやガヴィアルのカレーも甘さの後にスパイスのピリッとした辛さが続きますが、それらと比較するとカレーは飲み物。の黒い肉カレーは、甘さはやや弱め。辛さもまろやかで、控えめです。

 一口で食べられるサイズの豚肉が、ルーの中にいくつも入っています。スジが切れるぐらい、柔らかく煮込まれていますが、ほどよくトロトロ感も残り、味にも豚の風味がしっかりと残っています。

 トッピング3種は、それぞれ持ち味があり、なかなかクオリティが高く、味を変えるには良いでしょう。ポテトサラダとツナマヨに関しては、量も十分。

 ただ、個人的には、カレーとライスのみを食べ続けたいタイプなので、無くても良いかなぁ、と感じてしまいました。トッピングが不味い、合わないという意味ではなく、カレーの味だけに集中したいし、それに耐えうる味なので、不要だということです。

 欧風カレーの専門店に比べれば、コクや深みで一歩物足りない部分はありますが、1000円以下の価格を考慮すると、十分なクオリティだと思います。

 あとは前述したとおり、カレーだけで十分に楽しめる味なので、無料トッピングはむしろ不要だと個人的には思います。トッピング無しを50円か100円引きにして、ストイックにカレー味100%を楽しめるメニューがあってもいいのになぁ。

 ちなみに今日は、東京ドームでももいろクローバーZのライブが開催。お昼のピークタイムは外して行きましたが、それっぽいカラフルな格好の方や、ももクロのグッズを身につけた方が、続々と来店されていました。





白金高輪 大五「とんかつ定食 200g」


都道府県: 東京
最寄駅: 白金高輪
住所: 〒108-0072 東京都港区白金1-25-21 日興パレス白金 1F
店名: 大五
商品名: とんかつ定食 200g
来店日: 2017年12月20日
税込価格: 1300円

 白金高輪にあるトンカツ屋「大五」に行ってきました。場所は、白金高輪駅の3番出口から、都道305号へ出て、北里大学や恵比寿方面へ数分歩いたところ。都道305号沿いにあるマンションの1階です。

 13:00過ぎに到着しましたが、ちょうど席が空いていて、S字形のテーブルに通されました。個性的な形のテーブルだなぁ、と最初は思いましたが、相席でも隣の人と顔を合わせず、比較的スペースも大きく取ることができます。限られたスペースを最大限活用する上で、非常に機能的な形状です。

 着席後に、次々とお客さんが訪れ、すぐに数組の待ちが発生。13:00なので、すでにピークタイムが越えたのではと思っていましたが、たまたま来店したタイミングが良かったようです。まわりは近くの会社員や学生風の方が多く、人気が根付いているお店だな、と感じさせます。

 店内は、ほのかな油の香り。いわゆる「油っぽい匂い」とは異なり、しつこさが無く、上品な油の香りが漂います。これだけでも、良い油を使っているのが分かり、期待が高まりますね。

 ブランド豚である白金豚(プラチナポーク)と岩中豚を使った、トンカツやソテーを提供する同店。ランチは、より安価な定食を提供しています。

 注文したのは「とんかつ定食 200g」。カツのサイズが、より小ぶりな「とんかつ定食 150g」もあります。

 ランチ限定のメニューは、特に銘柄の表記がないので、ブランド豚ではなく通常の豚肉を使用しているようです。ランチ限定のメニューは全体的に安価でお得感がありますが、前述のブランド豚を使ったメニューなど、夜のメニューはランチ・タイムにも注文可能です。

 しばらく待つと、とんかつ定食が到着。卓上にはソースの他に、ピンク色の岩塩も置いてあります。

 まず、塩を使ってトンカツを一口。甘い! もちろん、砂糖のようなハッキリした甘さではないですが、スイカに塩をかけた時のように、豚肉のほのかな甘さと香りが引き立ちます。

 衣も特別に薄くはないのですが、余分な油がなく、軽くてドライな食感。サクサク感もあります。店内の油の香りから予想したとおり、上品で油控えめの衣。

 豚肉は、レア状態というほどではないですが、絶妙な火の入れ具合で、白に近い色。中心がほんのわずかに、視覚で確認できるかできないかぐらいのピンク色をしていて、ほぼキレイな白です。職人技の絶妙な揚げ具合なんだろうと思います。

 しばらく塩で食べ進めたあとに、ソースに切り替えて完食。塩の方が豚肉の旨味がダイレクトに感じられますが、ソースでも酸味としょっぱさで分かりやすく旨味が増幅し、どちらも捨てがたいです。

 ランチ・メニューでもこれだけ豚の旨味を引き出しているのに、ブランド豚を使ったカツはどれだけ美味しいんだろうと、期待が膨らみます。次回はブランド豚を用いたメニューを、注文したいと思います。





カレーショップ インデアン まちなか店「インデアンカツ」


都道府県: 北海道
最寄駅: 帯広
住所: 〒080-0012 北海道帯広市西2条南10-1-1
店名: カレーショップ インデアン まちなか店
商品名: インデアンカツ
来店日: 2017年4月28日
税込価格: 691円

 今週は旅行で北海道に来ています。本当はチャットモンチーのライブが札幌と帯広である予定だったのですが、6月に延期へ。キャンセルしても良かったのですが、せっかくなのでそのまま観光旅行にすることにしました。

 札幌には何度も訪れたことがありますが、帯広は初めて。帯広といえば豚丼が有名ですが、かねてから話を聞いていた帯広のご当地カレー・チェーン「インデアン」へ行ってきました。

 訪問したのは、帯広の市街地にある「まちなか店」。帯広駅からも徒歩5分ほどです。

 店内は、中央にU字型のカウンター席があり、牛丼店のような構造。カウンター席のまわりの壁際と奥の方に、いくつかテーブル席もありました。

 帯広出身の友人から「インデアンは鍋を持参して持ち帰ることもできる」とは聞いていたのですが、僕が店内にいる間に、確かに鍋持参で、ルーをテイクアウトしている方がいらっしゃいました。

 また、他にもテイクアウトしている方が何名かいたのですが、店員がご飯をつけるか否かを確認していました。ルーのみをテイクアウトするのも、ポピュラーな行為であることが、うかがい知れます。

 メニューには、インデアンルー、ベーシックルー、野菜ルーの3種類のルーがあります。インデアンルーは、ゴロゴロと牛肉が入ったルー。ベーシックルーは、インデアンルーに近いようですが、具が少なくシンプルなルーです。野菜ルーは、大きめのじゃがいもと人参、玉ねぎが入った、その名のとおり野菜をいかしたルーです。

 この3種類のルーを基本に、カツやハンバーグなどのトッピングがあります。辛さも選択できます。僕はインデアンルーに、カツをトッピング。辛さは普通でお願いしました。

 注文後、5分ほどで到着。カツを揚げる時間があるので、これぐらいに時間でしたが、まわりの人を見ていると、トッピングの乗らない普通のカレーを注文したときの提供時間は、相当速そうです。

 画像からも伝わるとおり、かなり固めのしっかりした質感のルーです。粘度も高め。

 味は、わずかにしょっぱさがありますが、思いのほかアッサリ。質感的に、もう少し濃い味を想像していました。しかし、そこそこコクがあり、ピリッとした辛さも追いかけてくるため、味が足りないとは感じませんでした。

 見た目と質感から、はっきりとした辛さとしょっぱさを持った、家庭で作ったカレーの2日目みたいな味を想像していましたが、前述のとおり、しょっぱさは控えめ。辛さも直接的ではなく、スパイスらしいキリッとした辛味でした。

 カツも揚げたてで、厚みもあり、美味しいです。ご飯と合わせて、なかなか量も多く、この量とクオリティで600円台は、非常にコスパが良いと思います。

 これは、たまに食べたくなるのが、わかりますね。僕も帯広出身だったら、帰省のたびに行ってしまいそうです。ガイドブックに乗るような有名店もいいけど、ご当地のチェーン店というのも、旅の気分を盛り上げてくれます。