肉のヤマキ商店 お茶の水サンクレール店「カツカレー」


都道府県: 東京
最寄駅: 御茶ノ水
住所: 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-3 新お茶の水ビルディング B1F
店名: 肉のヤマキ商店 お茶の水サンクレール店
商品名: カツカレー
来店日: 2019年1月10日
税込価格: 980円

 「丸亀製麺」などを運営する、株式会社トリドールホールディングスによる「肉のヤマキ商店」。その名のとおり、焼肉丼など肉に特化した飲食店です。

 この店のことは、正直まったく知らなかったのですが、たまたま御茶ノ水のディスクユニオンに来たときに見かけたので、入店してみました。

 場所は、東京メトロ千代田線の新御茶ノ水駅に直結した「お茶の水サンクレール」内。地下1階ですが、屋根のない中庭のような場所にあります。

 イートイン以外に、テイクアウトでお弁当なども販売しています。

 店頭にメニューの看板が立っています。前述したとおり、ランチは焼肉丼がメイン。食券制なのですが、タレや量が選べるため、食券機にはボタンが多く、けっこう迷いそうです(笑)

 食券を購入し、入口にいる店員に渡すと、席に案内されます。他のお客さんは、ほとんど焼肉丼を注文していましたが、僕は「カツカレー」を選択。

 「ほとんど」というより、僕以外の人はみなさん焼肉丼を注文されていましたね。

 開店直後の11時すぎの入店でしたが、続々と来客があり、すぐに席の半分ほどが埋まっていました。着席すると、水とサービスのキムチが運ばれてきます。

 テーブルにもメニューが置いてあります。こちらは夜のメニューのようで、夜はすき焼きと焼肉をメインにした、居酒屋に近い業態のようです。

 着席後、数分でカツカレーが到着。焼肉丼よりも、若干時間がかかるようです。ほとんどの方が焼肉丼を頼むので、オペレーションの関係でしょう。

 いずれにしても、気になるほどの待ち時間ではありません。ピークの時間帯だと、もうすこし待ち時間ができるのかもしれませんが。

 ルーは茶色く、粘度の高い、いかにも「日本のカレーライス」の質感です。味は、一口目には甘みとコクを感じますが、すぐに辛さと塩気が追いかけてきます。

 塩気がやや強く、ご飯がすすむ味つけ。味の面でも、食堂などで出てきそうな、日本風のカレーライスです。

 スパイスの香りは、ものすごく豊かというわけではありませんが、ほどほどに感じられます。しょっぱさが前面に出た味ではありますが、ただ塩気が強いわけではなく、前述のとおりコクも感じられます。

 塩気の強い日本風のカレーに、すこしだけスパイスを効かせたバランス、といったところでしょうか。

 上に乗るロースカツは、クセも無く、食べやすい味。やや淡白で、旨味が多いわけではありませんが、衣のサクサク感が強く、肉と衣の一体感も良好。油が強すぎることもなく、この価格帯ならば、十分なクオリティだと思います。

 また、画像のとおり、縦方向だけでなく、横方向にも切られています。一口大より、すこし大きいぐらいのサイズで、食べやすいです。

 しょっぱめのルーに、やや淡白なカツ。ソースいらずで、バランスは良いと言えます。

 肉を売りにしている店だけあって、カツのクオリティは悪くないですが、カレー自体の味に関しては、1000円前後ならもっと本格的な味を出せるお店もあるよな、と思います。

 コスパの判断は難しいところですが、このお店はやっぱり焼肉丼なのかなぁ。