ビアードパパ 上野ABAB店「渋皮栗のモンブランシュー」


都道府県: 東京
最寄駅: 上野
住所: 〒110-0005 東京都台東区上野4-8-4 上野ABAB店内 1F
購入店: ビアードパパ 上野ABAB店
商品名: 渋皮栗のモンブランシュー
購入日: 2018年10月20日
税込価格: 230円

 毎月、月代わりで期間限定商品を導入するビアードパパ。2018年10月の限定メニュー「渋皮栗のモンブランシュー」を購入しました。

 ホームページ上の商品説明には「秋の味覚・渋皮栗ペーストをふんだんに使ったモンブランケーキのようなリッチな味わい。」と記載。

 シュー皮は、やや硬め。表面には、ところどころサクサク感がありますが、サクサクとした軽い食感が全面に出たというよりも、ハード系のパンに近いしっかりした食感です。密度が高く、厚みもあり、少しごわごわした質感。

 皮の味も、ハッキリと感じられます。香ばしく、小麦っぽさも感じられ、若干の塩気もある味。皮単体でも成立しそうなぐらい、しっかりとした味を持っています。

 中に充填されるクリームは、商品説明のとおり、栗のペーストを含んだもの。色は、白に近い、薄い茶色。モンブランの色を、もっと薄くしたような色です。クリーム中には、バニラビーンズの黒い粒も見えます。

 固さは中庸。みずみずしく、そこそこの粘度があり、バランスの良い質感です。固体に近いわけでも、粘度の高いまったりとしたクリームでもないのですが、ほどよく伸び、やや密度が低く、軽さも持ち合わせています。

 甘さは控えめ。栗の香りは、特別強いというわけではありませんが、しっかりと感じられます。砂糖で甘さを過度に足すのではなく、栗の甘さと香りを活かしたバランスの味にまとまっています。

 モンブランケーキほどの濃厚さはありせんが、みずみずしい質感も相まって、栗の香りが引き立つ味。モンブランの水分を増やし、みずみずしさをプラスしたような、クリームの味と質感です。

 前述したとおり、シュー皮は味が強めですが、クリームの香りを損なうことはなく、むしろ皮の香ばしさが、栗の甘味と香りを引き立てています。

 モンブランケーキを再現したというよりも、モンブランの味をシュークリームのフォーマットにうまく落とし込んでいます。

 僕はモンブランも好きなのですが、このシュークリームはモンブランとは良い意味で別物の、栗の良さを活かした商品だと思います。